Restoring Application Items
アプリケーション認識バックアップでは、 Microsoft SQL Server、 Microsoft Active Directory、 Microsoft Exchange、 Microsoft SharePoint、 Oracle Databaseのアプリケーションアイテムをリストアできます。アプリケーションアイテムを復元するために、 Veeam Backup & Replicationでは特別な組み込みツールであるVeeam Explorerを使用します。
Veeam ExplorerはバックアップされたVMのファイルシステムをマウントし、利用可能なアプリケーションを検出して、便利なインターフェイスにそのコンテンツを表示します。その後、必要なアプリケーションアイテムを参照して、元の場所または新しい場所にリストアできます。詳細については、『 Veeam Backup Explorersユーザーガイド』を参照してください。
このセクションでは、 Microsoft SQL Serverのアプリケーションアイテムをリストアする方法について説明します。この目的では、「アプリケーション認識バックアップジョブの作成」セクションで作成したバックアップを使用します。
- ［ Home ］ビューのインベントリペインで、［ Backups ］ノードをクリックします。
- 作業領域で、 Microsoft SQL Serverを使用してVMを処理するバックアップジョブを展開します。VMを選択し、リボンで［ Restore application items ］ >［Microsoft SQL Server databases ］の順にクリックして、 Microsoft SQL Server Database Restoreウィザードを開きます。
- ウィザードの［Restore Point］ステップで、必要なリストアポイントを選択します。
- ウィザードの［Reason］ステップで、リストアする理由を指定します。
- ウィザードの最後のステップで、［Finish ］をクリックして復元プロセスを開始します。
- Veeam Backup & Replicationにより、利用可能なデータベースが示された［Veeam Explorer for Microsoft SQL Server］ウィンドウが表示されます。
- ウィンドウの［Databases］ペインで、データベースを右クリックして、［Restore point-in-time state to < Microsoft SQL Server \Instance Name>］を選択します。
- ウィザードの［Specify restore point］ステップで、次の手順を実行します。
- ［Restore to a specified point in time］オプションを選択します。
- スライダーを使用して、データベースをリストアする正確な時点を定義します。
- ［ Perform restore to the specified transaction］チェックボックスを選択し、［ Next ］をクリックします。
- ウィザードの［ Fine-tune the restore point］ステップで、データベースをリストアするトランザクションを選択して、［Restore］をクリックします。
Veeam Backup & Replicationによって、選択したトランザクションのデータベースのリストアが開始されます。リストアプロセスが完了すると、 Veeam Explorer for Microsoft SQL Serverによってポップアップメッセージが表示され、リストア操作の結果が示されます。
参照
アプリケーションアイテムのリストアの詳細については、「 アプリケーションアイテムのリストアVeeam Backup & Replicationユーザーガイド」を参照してください。