スタンドアロンフルバックアップ

データのフルバックアップの作成が必要になることがあります。たとえば、CDやDVDにデータのコピーを保存したり、ある時点で、コンピューター上にあるすべてのデータのフルバックアップを作成したりする必要が生じることもあるでしょう。このような場合には、スタンドアロンフルバックアップを実行します。

スタンドアロンフルバックアップを行うときVeeam Agent for Microsoft Windowsは、保存場所の独立したフォルダにデータのフルバックアップを作成します。スタンドアロンフルバックアップは、それ以降に行われる増分バックアップとは関連付けられません。独立したリストアポイントとして、データの復元に使用できます。

スタンドアロンのフル・バックアップを作成するために、Veeam Agent for Microsoft Windowsはバックアップ・ジョブに指定された設定を使用します。たとえば、特定のボリュームのバックアップを行うためのバックアップジョブを構成した場合、スタンドアロンフルバックアップは、このボリュームのフルバックアップを、保存場所内の独立したフォルダに作成します。

スケジュールされたバックアップジョブと異なり、スタンドアロンフルバックアップタスクが自動的に再試行されることはありません。何らかの理由でスタンドアロンフルバックアップに失敗した場合には、そのスタンドアロンフルバックアップタスクをもう一度、手動で始める必要があります。

保持機能により、スタンドアロンフルバックアップが削除されることはありません。削除するには、ディスクから手動でフルバックアップファイルを削除する必要があります。

別の場所へのスタンドアロンフルバックアップ

バックアップジョブ設定で保存場所に指定されていない別の場所に、スタンドアロンフルバックアップを作成することができます。たとえば、スケジュールされたバックアップジョブがネットワーク共有フォルダを保存場所にしているときに、リムーバブルストレージデバイスにデータのコピーを保存することができます。

別の場所へのバックアップと、通常のスタンドアロンフルバックアップにほとんど差はありません。唯一の違いは、Veeam Agent for Microsoft Windowsがバックアップファイルを保存する場所を手動で選択しなければならないという点ですバックアップファイルは、次のいずれかの場所に保存できます。

• リムーバブルストレージデバイス
• ローカルコンピュータードライブ
• ネットワーク共有フォルダ

VeeamのバックアップリポジトリやVeeam Cloud Connectリポジトリ、Microsoft OneDriveストレージを別の場所へのバックアップのターゲットとして使用することはできません。, Veeam Cloud Connectリポジトリ または、別の場所へのバックアップのターゲットとしてのMicrosoft OneDriveストレージ。

関連トピック

• アクティブフルバックアップ
• 合成フルバックアップ

関連タスク

• スタンドアロンフルバックアップの作成

• 別の場所へのバックアップの実行