Oracleアーカイブログのバックアップのしくみ
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Oracleのアーカイブログのバックアップは次のように行われます。
- Veeam Agent for Microsoft Windowsにより、スケジュールに従ってバックアップの親ジョブが開始されます。
- バックアップの親ジョブがボリュームレベルまたはファイルレベルのバックアップを作成し、これをバックアップ先に保存します。
- アーカイブログの新しいバックアップセッションが開始されます。Veeam Agent for Microsoft Windows がOracleシステムをスキャンし、ログの処理が必要なデータベースに関して次のような情報を収集します。
- すべてのデータベースのリスト
- データベースの状態 — データベースがオンまたはオフか、動作するロギングモード
- すべてのデータベースファイルへのパス(構成ログなど)と、バックアップに必要なその他のデータ
Veeam Agent for Microsoft Windowsにより、Oracle管理者が設定したログのアーカイブ先からVeeam Agentコンピューター上の一時フォルダに、アーカイブログファイルがコピーされます。
- Veeam Agent for Microsoft Windowsにより、ステップ3で収集されたOracleシステムについての情報が、Veeam Agent for Microsoft Windowsデータベース内に保持されている情報にマッピングされます。定期的なマッピングは、この期間内にVeeam Agent for Microsoft Windowsでアーカイブログをバックアップ場所に転送する必要があるデータベースを示すのに役立ちます。
- アーカイブログのバックアップファイルが、Veeam Agentコンピューター上の一時フォルダからバックアップ先に転送されます。
ログバックアップの期間中に何らかの理由により処理されなかったアーカイブログは、一時フォルダにそのまま残り、次のログバックアップ期間中に処理されます。残ったログを検出するために、Veeam Agent for Microsoft Windowsにより一時フォルダ内のログファイルが列挙されます。
注 |
アーカイブログの新しいバックアップセッションが開始されても、バックアップの親ジョブによって新しいリストアポイントが作成されていない場合、トランザクションログのバックアップジョブはアイドル状態のまま、新しいリストアポイントが作成されるまで待機します。 |