メンテナンス設定
バックアップジョブで作成されたバックアップチェーンのメンテナンス設定を指定するには、次の手順を実行します。
- ウィザードの次のいずれかのステップで、[Advanced]をクリックします。
- ローカルストレージ — [Local storage]オプションをウィザードの[Destination]ステップで選択した場合。
- 共有フォルダ — [Shared folder]オプションをウィザードの[Destination]ステップで選択した場合。
- Backup Repository — [Veeam backup repository]オプションをウィザードの[Destination]ステップで選択した場合。
- Backup Resources — [Veeam Cloud Connect repository]オプションをウィザードの[Destination]ステップで選択した場合。
- Microsoft OneDrive — [Microsoft OneDrive]オプションをウィザードの[Destination]ステップで選択した場合。
- [Maintenance]タブをクリックします。
- バックアップチェーンで最新のリストアポイントのヘルスチェックを定期的に実行する場合は、[Storage-level corruption guard]セクションで、[Perform backup files health check]チェックボックスを選択し、ヘルスチェックのスケジュールを指定します。
自動ヘルスチェックによって、リストアポイントが破損したときに、従属するすべてのリストアポイントを破損するという状態を回避できます。ヘルスチェック中に、Veeam Agent for Microsoft Windowsで、バックアップチェーンの最新のリストアポイント(または、最新のリストアポイントが不完全な場合は最新の1つ前のリストアポイント)で破損したデータブロックを検出した場合、ヘルスチェックの再試行が開始され、有効なデータブロックがVeeam Agentコンピューターから保存場所へ転送されます。転送されたデータブロックは、データ破損のシナリオに応じて、新しいバックアップファイルまたはバックアップチェーン内の最新のバックアップファイルに保存されます。詳細については、「バックアップファイルのヘルスチェック」を参照してください。
注 |
ウィザードの[Destination]ステップで[Microsoft OneDrive]オプションを選択した場合、[Perform backup files health check]オプションは使用できません。 |
- [Veeam Backup Repositoryおよびクラウドリポジトリが保存場所である場合] [Remove deleted items data after]チェックボックスを選択し、バックアップジョブで作成したバックアップを保存場所に保存しておく日数を指定します。Veeam Agent for Microsoft Windowsがこのバックアップのための新しいリストアポイントを作成しない場合、バックアップは指定した期間、保存場所に残ります。この期間を満了すると、このバックアップは、保存場所から削除されます。
アクティブフルバックアップまたは合成フルバックアップを以降の変換とともに作成するようにジョブが構成されており、フルバックアップに冗長データが含まれていないことを確認したい場合に、使用されなくなったバックアップの保持期間が役立ちます。
デフォルトでは、使用されなくなったバックアップの保持期間は30日間です。この保持期間は、1日または同様の短い間隔に設定しないでください。逆のケースでは、バックアップジョブが期待通りに機能せず、引き続き必要とするデータが削除される場合があります。詳細については、「使用されなくなったバックアップの保持ポリシー」を参照してください。
注 |
[Remove deleted items data after]オプションは、[Veeam backup repository]または[Veeam Cloud Connect repository] オプションをウィザードの[Destination]ステップで選択した場合のみ表示されます。 |
- フルバックアップを定期的にコンパクト化する場合は、[Defragment and compact full backup file]チェックボックスを選択して、コンパクト化操作のスケジュールを指定します。
コンパクト化操作中に、Veeam Agent for Microsoft Windowsでは、新しい空のファイルを作成し、フルバックアップファイルからこのファイルにデータブロックをコピーします。その結果、フルバックアップファイルが最適化され、バックアップファイルの読み取りと書き込みの速度が上がります。
フルバックアップファイルに削除されたドライブのデータブロックが含まれている場合、Veeam Agent for Microsoft Windowsでは、そのデータブロックを除去します。詳細については、「フルバックアップファイルのコンパクト化」を参照してください。
注 |
ウィザードの[Destination]ステップで[Microsoft OneDrive]オプションを選択した場合、[Defragment and compact full backup file]オプションは使用できません。 |
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