Microsoft SQL ServerとOracleのログのバックアップ
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これ以降のセクションでは、Veeam Agent for Microsoft WindowsにおけるMicrosoft SQL ServerおよびOracleデータベースシステムのアプリケーション認識処理について説明します。 Veeam Agent for Microsoft WindowsとVeeam Backup & Replicationを使用している場合、Microsoft SQL ServerおよびOracleシステムをアイテムレベルで復元できます。 詳細については、「Veeam Backup & Replicationのドキュメント」を参照してください。 |
Microsoft SQL Serverログのバックアップ
Veeam Agentバックアップジョブに対して、ボリュームレベルまたはファイルレベルのバックアップを作成すると同時に、定期的にデータベーストランザクションログをバックアップするよう指示できます。Microsoft SQL Serverに障害が発生した場合、Veeam Agentのバックアップの適切なリストアポイントからMicrosoft SQL Serverをリストアします。Veeam Agent for Microsoft WindowsとVeeam Backup & Replicationを使用している場合、Veeam Explorer for Microsoft SQL Serverを使用してトランザクションログを適用し、Microsoft SQL Server上のデータベースを任意の時点に復元することもできます。
Microsoft SQL Serverトランザクションログのバックアップ要件
- Veeam Backup & Replicationでは、次のシステムのトランザクション・ログのバックアップをサポートしています。
- Microsoft SQL Server 2019
- Microsoft SQL Server 2017
- Microsoft SQL Server 2016 SP2
- Microsoft SQL Server 2014 SP3
- Microsoft SQL Server 2012 SP4
- Microsoft SQL Server 2008 R2 SP3
- Microsoft SQL Server 2008 SP4
- ログをバックアップするデータベースでは、完全または一括ログの復元モデルを使用する必要があります。この場合、Microsoft SQL Serverの状態のすべての変更点はトランザクションログに書き込まれるため、トランザクションログをリプレイしてMicrosoft SQL Serverをリストアできるようになります。上記のモデルのいずれかに切り替えるには、Microsoft SQL Server Management Studioを使用します。詳細については、こちらのMicrosoftの記事を参照してください。
Oracleのログのバックアップ
Veeam Agent for Microsoft WindowsはOracleデータベースアーカイブログのバックアップに対応しています。Veeam Agent for Microsoft WindowsをVeeam Backup & Replicationとともに使用している場合、Veeam Explorer for Oracleを使用して、アーカイブログを適用し、Oracleデータベースをバックアップの中から必要な状態に戻すことができます。
データベースアーカイブログはOracleシステムによって作成されます。Oracleデータベースは次のいずれかのロギングモードで動作が可能です。
- ARCHIVELOGがオン — ログが保存され、復元に使用できます。
- ARCHIVELOGがオフ — アーカイブログは保存されません。このモードは適切な災害復旧に対応していないため、お勧めできません。
ARCHIVELOGをオンにすると、Oracleシステムにより、データベース管理者が指定した通り、データベースシステムを実行しているマシン上の特定の場所にデータベースアーカイブログが格納されます。<%VBL%>では、次のようなログ処理方法を設定できます。
- Oracleシステムからログファイルを収集し、バックアップ先へ転送し、Veeam Agent for Microsoft Windowsによって作成された通常のバックアップファイルの隣に格納するようバックアップジョブに指示します。
- ログ処理をスキップ - ログファイルは変更されず、Veeam Agentのバックアップ内で保持されます。
Oracle向けアプリケーション認識処理を有効にすると、ジョブセッション中、Veeam Agent for Microsoft Windowsはデータベースに関する情報を収集し、ジョブ設定に従ってアーカイブログを処理します。アプリケーション固有の設定はNew Backup Jobウィザードの[Guest Processing]ステップで構成されます。ここで、Oracleデータベース用にログをバックアップし、切り捨てる方法を指定できます。
Oracleアーカイブログのバックアップ要件
- Veeam Agent for Microsoft Windowsは、Oracleデータベースのバージョン11.2以降のアーカイブログのバックアップとリストアに対応しています。
- Automatic Storage Management(ASM)はサポートされていません。
- データベースはARCHIVELOGモードで動作している必要があります。
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