Veeam AgentとMicrosoft Windowsの各種ツールの使用

Veeamリカバリメディアから起動する場合、一連のツールを使用して、OSを起動できなかった一般的な原因を修正したり、コンピューターを診断したり、高度な管理タスクを実行したりすることができます。Veeam Agent for Microsoft Windowsには、各種のネイティブツールとMicrosoft Windows標準の回復ツールがあります。

ツールビューを開くには、[Veeam Recovery Media]画面で[Tools]をクリックします。次にリストから必要なツールを選択します。

• Command Prompt — Microsoft Windowsのコマンドプロンプト（cmd.exe）を開始する場合にこのオプションを使用します。
• Reset Password — 組み込みのAdministratorアカウントのパスワードをリセットする場合にこのオプションを使用します。次回、Administratorアカウントでコンピューターをハードディスクから起動したときは、パスワードを指定する必要がなくなります。次の点にご注意ください。

• パスワードのリセットオプションは、ドメインコントローラでは使用できません。
• 組み込みのAdministratorアカウントが無効化されている場合、このアカウントはパスワードリセットオプションで有効化されます。

• Load Driver — Veeamリカバリメディアで利用できない外部ソースドライバからロードする場合にこのオプションを使用します。ドライバはコンピュータードライブまたはネットワーク共有フォルダからロードできます。
• Memory Diagnostic（Microsoftユーティリティ） — コンピューターのシステムメモリをチェックし潜在的な問題を検出する場合にこのオプションを使用します。このユーティリティを起動できるのは、現在のワークセッション中、または次回コンピューターを起動したときです。詳細については、こちらのMicrosoftの記事を参照してください。
• Startup Repair（Microsoftユーティリティ） — Microsoft Windowsの起動を妨げている可能性のあるシステムの問題（システムファイルの欠落または破損、ブートセクタの破損など）を修正する場合にこのオプションを使用します。詳細については、こちらのMicrosoftの記事を参照してください。
• Export Logs — のデバッグログをZIPファイルにエクスポートし、このファイルをコンピューターに取り付けられたリムーバブルストレージアプライアンスに保存する場合にこのオプションを使用します。