BitLocker暗号化ボリュームのサポート
Veeam Agent for Microsoft WindowsはMicrosoft Windows BitLockerで暗号化されたボリュームとの間のデータのバックアップとリストアのシナリオをサポートします。
- バックアップ範囲に追加されたボリュームがバックアップの時点でロックされていると、バックアップジョブを処理できず、失敗します。
- バックアップファイルの保存先のボリュームが、バックアップの時点でロックされていると、バックアップジョブは作成されたファイルを保存できず、ジョブが失敗します。
BitLocker暗号化ボリュームに保存されているバックアップからデータをリストアすることも、BitLocker暗号化ボリュームにデータをリストアすることもできます。
Veeam Agent for Microsoft Windowsは初期状態でボリュームをリストアします。
- 暗号化されたボリュームを元の場所にリストアすると、リストアされたボリュームは暗号化されます。
- 暗号化されていないボリュームを暗号化されたボリュームにリストアしても、リストアされたボリュームは暗号化されません。
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リストア中にBitLocker暗号化ボリュームのサイズを変更した場合、リストアされたボリュームは暗号化されません。ボリュームのサイズ変更の詳細については、「ボリュームのサイズ変更」を参照してください。 |
BitLocker暗号化ボリュームは、リストア操作を実行する時点でロック解除されている必要があります。
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Veeam Agent for Microsoft Windowsは、FAT32としてフォーマットされBitLockerで暗号化されたボリュームはバックアップできません。通常は、FAT32では、VSSスナップショットを同じボリュームに保存できません。Veeam Agent for Microsoft WindowsがFAT32としてフォーマットされたボリュームのVSSスナップショットを開始すると、VSSスナップショットはコンピューターのFAT32以外でフォーマットされた別のボリュームに保存されます。 BitLockerが有効になっていると、Microsoftの制限により、VSSは別のボリュームにスナップショットを保存できず、バックアッププロセスは失敗します。 |