ユーザーキー

このページで

    ジョブの暗号化を有効にする際に、このジョブによって処理されるデータを保護するためのパスワードを定義し、そのパスワードのヒントも定義する必要があります。パスワードおよびヒントは、ジョブ設定内に保存されます。Veeam Agent for Microsoft Windowsによって、このパスワードに基づいてユーザーキーが生成されます。

    ユーザーキーにより、ジョブレベルでデータが保護されます。暗号化階層で、このユーザーキーはバックアップチェーン内にあるすべてのリストアポイントのストレージキーを暗号化します。

    ユーザーキー

    Veeam Agent for Microsoft Windows によって、パスワードのヒントがデータベースとバックアップメタデータファイル(VBM)に保存されます。ファイルを復号化する際に、Veeam Agent for Microsoft Windowsによって、ユーザーが入力する必要があるパスワードのヒントが表示されます。パスワードを入力すると、Veeam Agent for Microsoft Windowsはパスワードからユーザーキーを取得し、これを使用して暗号化ファイルのストレージキーを解除します。

    暗号化されたジョブのパスワードは、セキュリティのベストプラクティスに従って定期的に変更する必要があります。ジョブのパスワードを変更する場合、Veeam Agent for Microsoft Windows暗号化用に指定されたパスワードを紛失した場合、暗号化設定でパスワードの変更が可能です。新しいパスワードを使用して、バックアップチェーンに含まれるすべてのリストアポイントからデータをリストアすることができます。これには、古いパスワードで暗号化されたリストアポイントも含まれます。