ゲスト処理

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    サーバーエディションのVeeam Agent for Microsoft Windowsでは、ゲスト処理オプションを指定できます。Veeam Agent for Microsoft Windowsには、以下のゲスト処理オプションがあります。

    • アプリケーション認識処理。Microsoft VSSに対応したアプリケーションを実行するサーバーのトランザクションレベルの整合性のあるバックアップを作成することができます。アプリケーション認識処理は、データを消失せずにVeeam Agentバックアップからリストアを実行できることを保証します。
    • プレスクリプトおよびポストスクリプト。プレスクリプトおよびポストスクリプトを使用して、Microsoft VSSに対応しないアプリケーションを静止できます。
    • トランザクションログの切り捨て。ジョブの正常完了後はトランザクションログを切り捨てるようにバックアップジョブを設定できます。
    • Microsoft SQL ServerおよびOracle用のトランザクションログのバックアップ。Microsoft SQL Serverを実行するサーバーのトランザクションログおよびOracleデータベースシステムのアーカイブされたログをバックアップするためのバックアップジョブを設定することができます。
    • ファイルシステムのインデックス作成。Veeam AgentコンピューターOS上のファイルおよびフォルダのカタログを作成するためのバックアップジョブを設定することができます。Veeam Agent for Microsoft WindowsVeeam Backup & Replicationを使用している場合、Veeam Backup Enterprise Manager内のVeeam Agentバックアップの個々のファイルを検索して、でワンクリックリストアを実行できます。

    ファイルシステムのインデックス作成は任意です。バックアップジョブ設定でこのオプションを有効化していない場合でも、Veeam Agentバックアップからワンクリックリストアを実行することができます。詳細については、Veeam Backup Enterprise Managerユーザーガイドを参照してください。

    サポートされているアプリケーション

    Veeam Agent for Microsoft Windows 以下のシステムのVSS認識処理をサポートします。

    仕様

    要件

    Microsoft Active Directoryドメインコントローラ

    以下のバージョンのMicrosoft Active Directory Domain Servicesサーバー(ドメインコントローラ)がサポートされています。

    • Microsoft Windows Server 2019
    • Microsoft Windows Server 2016
    • Microsoft Windows Server 2012 R2
    • Microsoft Windows Server 2012
    • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1

    最低でも、Windows 2003レベルのドメインおよびフォレスト機能がサポートされます。

    Microsoft Exchange

    次のバージョンのMicrosoft Exchangeがサポートされています。

    • Microsoft Exchange 2019
    • Microsoft Exchange 2016
    • Microsoft Exchange 2013 SP1
    • Microsoft Exchange 2013
    • Microsoft Exchange 2010 SP1、SP2、またはSP3

    Microsoft SharePoint

    次のバージョンのMicrosoft SharePointがサポートされています。

    • Microsoft SharePoint 2019
    • Microsoft SharePoint 2016
    • Microsoft SharePoint 2013
    • Microsoft SharePoint 2010

    すべてのエディション(Foundation、Standard、Enterprise)がサポートされています。

    Microsoft SQL Server

    次のバージョンのMicrosoft SQL Serverがサポートされています。

    • Microsoft SQL Server 2019
    • Microsoft SQL Server 2017
    • Microsoft SQL Server 2016 SP2
    • Microsoft SQL Server 2014
    • Microsoft SQL Server 2012 SP4
    • Microsoft SQL Server 2008 R2
    • Microsoft SQL Server 2008
    • Microsoft SQL Server 2005 SP4

    LocalDBを除くすべてのエディションのMicrosoft SQL Serverがサポートされています。

    オラクル

    次のオペレーティングシステム(32ビットおよび64ビットアーキテクチャ)でOracle Database 11gおよび12cがサポートされています。

    • Microsoft Windows Server 2019
    • Microsoft Windows Server 2016
    • Microsoft Windows Server 2012 R2
    • Microsoft Windows Server 2012
    • Microsoft Windows Server 2008 R2 SP1

    重要!

    • Automatic Storage Management(ASM)はサポートされていません。
    • Oracle Real Application Clusters(RAC)はサポートされていません。
    • Data Guardを使用するOracleサーバーはサポートされていません。
    • Oracle Database Express Editionはサポートされています。
    • 現行バージョンでは、Oracle Active Data Guardを使用している場合は、スタンバイデータベースの、トランザクションレベルの整合性を維持したバックアップを作成することはできません。この場合は、クラッシュ整合性バックアップのみを作成できます。ただし、プライマリデータベースはトランザクションレベルの整合性を維持した方法でバックアップできます。
    • 同一サーバーに様々なバージョンのOracle Databaseが展開されている設定はサポートされていません。
    • 64ビット版のオペレーティングシステムで実行される32ビット版のOracleはサポートされていません。

    関連タスク

    バックアップジョブの作成