開始する前に

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    ボリュームレベルのリストアのプロセスを開始する前に、次の前提条件と制限事項を確認してください。

    一般

    • データのリストア元にする予定であるボリュームレベルのバックアップの作成に、少なくとも1度は成功している必要があります。
    • [ネットワーク共有フォルダおよびバックアップリポジトリに保存されているバックアップの場合] バックアップファイルが格納されている保存場所にアクセスできる必要があります。
    • [バックアップリポジトリが対象の場合] バックアップリポジトリに保存されているバックアップからデータをリストアする予定の場合、そのバックアップリポジトリへのアクセス権限が必要です。詳細については、「バックアップリポジトリのユーザー権限の設定」を参照してください。
    • リストア操作を開始するユーザーアカウントは、Veeam Agentコンピュータの管理者権限を持っている必要があります。現在Microsoft Windowsにログオンしているアカウントに管理権限がない場合は、管理者のログイン情報を入力するよう求められます。

    ReFSのリストア

    別のマシンで作成されたバックアップからReFSボリュームをリストアする場合、リストアを実行するVeeam Agentコンピューターでは、特定のReFSバージョンをサポートするOSが実行されている必要があります。たとえば、ReFS 3.xのボリュームは、以下のいずれかのOSを実行するコンピューターにしかリストアできません。

    • Microsoft Windows 10 バージョン 1803 以降
    • Microsoft Windows Server 2016以降

    NTFSのリストア

    • 別のマシンで作成されたバックアップからNTFSボリュームをリストアするときに、ボリュームでデータの重複排除が有効になっている場合、リストアを実行するVeeam Agentコンピューターでは、バックアップされたマシンのOSと同じかそれ以降のバージョンのOSが実行されている必要があります。
    • 別のマシンで作成されたバックアップからNTFSボリュームをリストアするときに、ボリュームの割り当て単位のサイズが128 K以上に設定されている場合、リストアを実行するVeeam Agentコンピューターでは、以下のいずれかのOSが実行されている必要があります。
      • Microsoft Windows 10 バージョン 1803 以降
      • Microsoft Windows Server 2019以降

    ボリュームレベルのリストアの制限事項

    ボリュームレベルのリストアには以下の制限があります。

    • システムボリュームを元の場所にリストアすることはできません。
    • Microsoft Windowsのスワップファイルがホストされているボリュームに、ボリュームをリストアすることはできません。
    • リストアに使用するバックアップファイルがあるボリュームに、ボリュームをリストアすることはできません。

    最初の2つの制限事項を回避するには、復元イメージから起動し、Volume Level Restoreウィザードを使用して、ボリュームレベルのリストアを実行します。詳細については、「Veeamリカバリメディアからのリストア」を参照してください。