データベースログのバックアップジョブ

データベースログ（Microsoft SQL ServerのトランザクションログとOracleアーカイブログ）をバックアップするには、Veeam Agentのバックアップジョブ設定でトランザクションログのバックアップに関する詳細な設定を行う必要があります。その結果として生成されるジョブは、次の2つのジョブから成ります。

• バックアップの親ジョブ — ボリュームレベルまたはファイルレベルのバックアップを作成するバックアップジョブ。このバックアップジョブは、New Backup Jobウィザードの[Guest Processing]ステップでデータベースログのバックアップのオプションを有効化した後に親ジョブとなります。
• 子ジョブ — トランザクションログのバックアップジョブ。バックアップジョブでトランザクションログのバックアップが有効化されている場合、Veeam Agent for Microsoft Windows は自動的に子ジョブを作成します。トランザクションログのバックアップジョブに関するセッションデータはVeeam Agent for Microsoft Windowsデータベースに格納され、Veeam Agent for Microsoft Windows コントロールパネルに表示されます。詳細については、「トランザクションログのバックアップの統計」を参照してください。

親ジョブは規則的に実行され、スケジュール通りに開始されるか、ユーザーが手動で開始します。 トランザクションログのバックアップジョブは、バックアップの親ジョブによって開始されます。この一連のプロセスによって、トランザクションログのリプレイ時に、リストアポイントが存在することが保証されます。

トランザクションログのバックアップジョブセッション

トランザクションログのバックアップジョブはバックグラウンドで永続的に動作し、指定された間隔（デフォルトでは15分ごと）でトランザクションログをバックアップ先に転送します。トランザクションログのバックアップジョブのセッションは、バックアップの親ジョブのセッション間に存在する一連の間隔によって構成されます。

トランザクションログのバックアップセッションの開始と停止は次のように行われます。

• 最初のセッションは、バックアップの親ジョブのスケジュールが有効になると開始されます。その後、バックアップの親ジョブの新しいセッションごとにセッションが開始されます。
• セッションは、バックアップの親ジョブの次回のセッションの前、またはバックアップの親ジョブが無効化されたとき（またはその両方）に終了します。