バックアップウィンドウ
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必要に応じて、バックアップジョブにバックアップウィンドウを指定できます。バックアップウィンドウは、ジョブの実行が許可される平日の時間間隔です。
バックアップウィンドウは、データ保護ジョブが原因で望ましくないオーバーヘッドが本番環境に生じないようにしたり、データ保護ジョブが営業時間に重ならないようにしたりする場合に役立ちます。この場合に、ジョブの実行が許可されない時間間隔を定義できます。
許可されたウィンドウを超過すると、ジョブは自動的に終了されます。この場合、データ転送プロセスおよびバックアップチェーン変換プロセスは停止されます。
重要 |
バックアップウィンドウはバックアップキャッシュからターゲットストレージへのバックアップファイルのアップロード処理に影響しません。Veeam Agentがバックアップキャッシュに1つ以上のバックアップファイルを作成する場合に、バックアップターゲットが利用可能になると、Veeam Agentは、指定したバックアップウィンドウに関係なく、即座にバックアップファイルを保存場所にアップロードします。 |
定期的に実行するジョブのバックアップウィンドウ
特定の時間間隔で定期的に実行するジョブのバックアップウィンドウを定義した場合、拒否ウィンドウが終了するとすぐにVeeam Agentがジョブを開始します。後続のバックアップジョブセッションはすべて、指定したスケジュール設定に従って実行されます。
たとえば、15分間のオフセットで4時間ごとにジョブを実行するように構成したとします。このジョブに許可されたバックアップウィンドウは、午後7時00分から午前8時00分までです。Veeam Agentはこのジョブを次のように実行します。
- 最初のジョブセッションは午前12時15分に開始されます(午前0時が定期的なジョブ実行の時間基準であるため)。
- 次のジョブセッションは、午前4時15分に開始されます。
- 午前8時15分のジョブセッションは、バックアップウィンドウの拒否期間に該当するため実行されません。
- 次のジョブセッションは、拒否期間が終了するとすぐに、午後7時15分に開始されます。
- その後は、Veeam Agent for Microsoft Windowsが、定義されたスケジュール(午後8時15分、午前12時15分など)でジョブを実行します。