バックアップに使用するワイヤレスネットワークの選択

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    Veeam Agent for Microsoft WindowsでのWi-Fiネットワークの使用を制限できます。たとえば、安全ではない、または速度が遅いワイヤレスネットワーク接続でのバックアップデータの転送を回避する場合に有効です。

    Veeam Agent for Microsoft Windowsデフォルトでは、は、Veeam Agentコンピューターが接続されているWi-Fiネットワークであればどれでも、データのバックアップに使用するように設定されています。1つまたは複数のWi-Fiネットワークを指定して、バックアップの実行には、必ずこれらのネットワークのみを使用するように、Veeam Agent for Microsoft Windowsに指示することができます。ワイヤレスネットワーク経由でのバックアップは無効化されます。

    ワイヤレスネットワークの使用を制限するには、次の手順を実行します。

    1. システムトレイのVeeam Agent for Microsoft Windowsアイコンをダブルクリックするか、システムトレイのVeeam Agent for Microsoft Windowsアイコンを右クリックして[Control Panel]を選択します。
    2. メインメニューで、[Settings]を選択します。
    3. [Manage networks]リンクをクリックします。
    4. [Restrict Wi-Fi usage to these networks only]チェックボックスを選択し、[Add]をクリックします。
    5. リスト内で1つまたは複数のWi-Fiネットワークを選択し、[Save]をクリックします。

    Veeam Agentに、非公開のワイヤレスネットワークを経由したデータのバックアップを許可する場合は、[Add hidden Wi-Fi network]リンクをクリックします。表示されたウィンドウで、目的のネットワークのSSIDを指定し、[Save]をクリックします。

    ワイヤレスネットワークでの使用量を制限する場合は、[Restrict Wi-Fi usage to these networks only]チェックボックスを選択し、リストにネットワークを追加しないようにします。

     

    バックアップに使用するワイヤレスネットワークの選択

    Wi-Fiネットワークを経由したバックアップが禁止されている場合には、以下の点を考慮してください。

    • 選択したWi-Fiネットワークが利用できない場合に、手動でバックアップジョブを開始すると、Veeam Agent for Microsoft Windowsから警告が表示され、バックアップにこの接続を使用するかどうかの確認を求められます。
    • コマンドラインインターフェイスを使ってバックアップジョブを開始した場合、Veeam Agentではこの設定が無視され、バックアップには利用可能なWi-Fiネットワークすべてが使用されます。
    • バックアップジョブでバックアップキャッシュが有効化されている場合、このバックアップジョブがスケジュールに従って開始されたが、選択したWi-Fiネットワークが利用できないというときには、Veeam Agent for Microsoft Windowsにより、バックアップファイルはバックアップキャッシュに保存されます。バックアップキャッシュが有効化されていない場合、バックアップジョブは失敗します。

    バックアップに使用するワイヤレスネットワークの選択