Application-Aware Processing
Veeam Agent for Linuxで保護されているマシンがOracle、MySQLまたはPostgreSQLデータベースシステムで実行されている場合は、アプリケーション認識処理を有効にして、トランザクションレベルの整合性のあるバックアップを作成できます。トランザクションレベルの整合性のあるバックアップでは、データを消失しない、データベースの適切な復元が保証されます。
アプリケーション認識処理を有効にするには、次の手順を実行します。
- ウィザードの[Guest Processing]ステップで、[Enable application-aware processing]チェックボックスを選択します。
- [Applications]をクリックします。
- 表示されたリストで、保護グループまたは個々のコンピューターを選択して[Edit]をクリックします。
保護グループの一部として追加されているコンピューターにカスタム設定を定義する場合は、そのコンピューターをスタンドアロンのオブジェクトとしてリストに追加する必要があります。このためには、[Add]をクリックして、設定をカスタマイズするコンピューターを選択します。続いてリストからコンピューターを選択して必要な設定を定義します。
- [General]タブの[Applications]セクションで、アプリケーション認識処理の動作シナリオを次のようにして指定します。
- Veeam Agent for Linuxでデータベースを処理する必要がある場合に、[Require successful processing]を選択します。このオプションが選択されていると、データベースの処理時にエラーが発生した場合に、Veeam Agent for Linuxがバックアッププロセスを停止します。
このオプションを選択する場合は、データベース処理設定を指定する必要があります。詳細については、「Oracle処理設定」、「MySQL処理設定」、「PostgreSQL処理設定」を参照してください。
- Veeam Agent for Linuxでデータベースを処理する必要がある場合に、[Try application processing, but ignore failures]を選択します。このオプションが選択されていると、データベースの処理時にエラーが発生した場合でも、Veeam Agent for Linuxがバックアッププロセスを停止しません。代わりに、Veeam Agent for Linuxはこのデータベースをスキップして次のデータベースに進みます。スキップされたデータベースに関する情報は、ジョブセッション統計の警告メッセージに表示されます。バックアッププロセスの完了後に、バックアップからデータをリストアして、バックアップ中に正常に処理されたデータベースをリストアできます。
このオプションを選択する場合は、データベース処理設定を指定する必要があります。詳細については、「Oracle処理設定」、「MySQL処理設定」、「PostgreSQL処理設定」を参照してください。
- Veeam Agent for Linuxがデータベースを処理しないようにするには、[Disable application processing]を選択します。このオプションを選択すると、[Processing Settings]ウィンドウの[ Oracle]、[MySQL]、および[PostgreSQL]タブ を利用できなくなります。ウィンドウの[Scripts]タブで、ジョブのスクリプト設定を指定できます。