Restoring Volumes

Veeam Backup & Replicationを使用して、Veeam Agent for Microsoft Windowsで作成されたボリュームレベルのバックアップから、コンピューターの特定のボリュームまたはすべてのボリュームをリストアできます。

コンピューターのボリュームのデータが破損した場合は、バックアップからそのボリュームをリストアすることが可能です。ボリュームレベルのリストアでは、ボリュームレベルで作成されたバックアップを使用できます。ファイルレベルのバックアップは、ボリュームのリストアには使用できません。

ボリュームレベルのリストアを実行する場合は、Veeam Backup & Replicationによってボリュームのコンテンツ全体がリストアされます。特定のボリュームに関連するバックアップデータのブロックからコンテンツが取得されて、必要な場所にコピーされます。

バックアップ内のボリュームの確認、リストアする個別のアプリケーションアイテム、ファイル、フォルダの選択はできません。ファイルレベルできめ細かいリストアを実行するには、ファイルレベルのリストアオプションを使用できます。

ボリュームは元の場所または新しい場所にリストアできます。ボリュームを元の場所にリストアする場合、Veeam Backup & Replicationによって元のボリュームのデータが上書きされます。ボリュームを新しい場所にリストアする場合に、リストア先のディスクに何らかのデータが格納されているときは、保存場所のデータはVeeam Backup & Replicationによって、バックアップから取得されたデータで上書きされます。

新しい場所の容量がバックアップのボリュームのサイズより大きくても小さくても、ボリュームをリストアできます。保存場所の空きディスク容量に応じて、ボリュームを圧縮するか拡張するかを、リストア中に選択できます。詳細については、『Veeam Agent for Microsoft Windowsユーザーガイド』の「ボリュームのサイズ変更」セクションを参照してください。

ボリュームレベルのリストアを実行する前に、前提条件を確認します。次に、Volume Level Restoreウィザードを使用して、必要なボリュームをリストアします。

  1. Volume Level Restoreウィザードの起動
  2. バックアップの選択
  3. リストアポイントの選択
  4. リストアされたディスクのマッピング
  5. リストアされたボリュームのサイズ変更
  6. セキュアなリストア設定の指定
  7. リストア理由の指定
  8. リストアプロセスの完了