Enabling and Disabling Backup Policy
Veeam Backup & Replication内で構成されているVeeam Agentバックアップポリシーを一時的に無効にすることができます。バックアップポリシーが無効状態である間は、Veeam Agent管理インフラストラクチャにおいて以下の操作は実行されません。
- Veeam Backup & ReplicationによりVeeam Agentコンピューターにバックアップポリシー設定が適用されることはありません。
- 保護対象コンピューター上で実行されているVeeam Agentによりバックアップリポジトリ上にバックアップが作成されることはありません。
保護対象コンピューターのユーザーがVeeam Agentバックアップジョブを手動で開始した場合、またはそのジョブがスケジュールに従って開始された場合、そのジョブセッションは失敗し、[The job has been disabled by the Veeam Backup & Replication administrator]というエラーが報告されます。Veeam Agent for Microsoft Windowsでバックアップがバックアップリポジトリに再度格納されるようにするには、無効化されているポリシーを有効にし、それを保護対象コンピューターに適用する必要があります。詳細については、「保護対象コンピューターへのバックアップポリシーの適用」を参照してください。
注 |
ポリシー設定でバックアップの保存場所としてローカルドライブまたはネットワーク共有フォルダが指定されている場合は、バックアップポリシーを無効化してもVeeam Agentバックアップジョブのパフォーマンスに影響はありません。 |
Veeam Agentバックアップポリシーを無効化するには、次の手順を実行します。
- [Home]ビューを開きます。
- インベントリペインで、[Jobs]を選択します。
- 作業領域で、Veeam Agentバックアップポリシーを選択して、リボン上の[Disable]をクリックするか、ポリシーを右クリックして[Disable]を選択します。
Veeam Backup & Replicationは柔軟な範囲の保護グループおよびそれらのメンバーに対してすぐにバックアップポリシーを無効化しないということに注意してください。これらのグループに含まれているコンピューター上にインストールされたVeeam Agentは、6時間ごとにVeeam Backup & Replicationに接続し、更新されたバックアップポリシー設定を取得します。バックアップポリシーのターゲットをVeeamバックアップサーバーにし、次回のバックアップポリシーセッションをVeeam Backup & Replicationへの次回の接続より早いスケジュールに設定した場合、このバックアップポリシーは、次回のセッションの開始時に、更新されたバックアップポリシー設定を取得します。
Veeam Backup & Replicationコンソールでバックアップポリシーを無効にし、このバックアップポリシーが、Veeam Backup & Replicationへの次回の接続の前に、Veeamバックアップサーバーをターゲットとする新しいバックアップセッションを開始した場合、このバックアップセッション、およびこのセッションの自動再試行はすべて失敗します。
バックアップポリシーをすぐに無効にする必要がある場合は、Veeam Agentコンピューター側から手動でVeeam AgentとVeeam Backup & Replicationを同期させる必要があります。詳細については、「Veeam Agent for Microsoft Windows設定」、「Veeam Agent for Linux設定」、または「Veeam Agent for Mac設定」を参照してください。
無効化したポリシーを有効にするには、リスト内でそれを選択し、リボン上の[Disable]を再度クリックします。