Protection Group Types
Veeam Backup & Replicationでは、Veeam Agentをインストールし管理するコンピューターの指定方法がいくつか用意されています。以下のタイプのオブジェクトを含む保護グループを作成できます。
- 個々のコンピューター
保護グループ設定で目的のコンピューターを指定することで、個々のコンピューターを保護グループに編成できます。このオプションは、Microsoft Active Directoryが導入されていない小規模な環境の場合にお勧めします。
- Microsoft Active Directoryオブジェクト
1つ以上のMicrosoft Active Directoryオブジェクト(ドメイン全体、コンテナ、組織単位、グループ、コンピューター、またはクラスター)を含む保護グループを作成できます。これにより、Active Directoryドメインに含まれているコンピューター上のVeeam Agentを管理できるようになります。Active Directoryドメイン、コンテナ、グループ、または組織単位(またはそれらすべて)を含む保護グループは、本質的に動的です。たとえば、新しいコンピューターがコンテナに追加された場合、Veeam Backup & Replicationは自動的にこのコンピューターを検出し、保護グループ設定で指定されている通りに管理し始めます。
以下のいずれかの方法で、Active Directoryオブジェクトに基づいて保護範囲を指定できます。
- 保護グループに含める個々のActive Directoryオブジェクトを選択できます(たとえば、組織単位またはコンピューター(またはその両方)の選択)。
- 保護グループにドメイン全体または他のActive Directoryオブジェクト(コンテナや組織単位など)を含め、このオブジェクトに含まれている特定の子オブジェクトを除外することができます(たとえば、組織単位またはコンピューター(またはその両方)の選択)。
- CSVファイルにリストされているコンピューター
CSVファイルからコンピューターのリストをインポートすることで保護グループに複数のコンピューターを追加できます。CSVファイル内にリストされているコンピューターを含む保護グループも動的です。保護グループの作成後にCSVファイルに新しいコンピューターが含まれた場合は、次回の保護グループ再スキャンセッションの間に、Veeam Backup & Replicationが、追加されたコンピューターを含むよう自動的に保護グループ設定を更新します。
- エージェントが事前にインストールされているコンピューター
範囲が柔軟な保護グループを作成することができます。範囲が柔軟な保護グループは、作成された直後は空の状態です。コンピューターにVeeam Agentを導入し、Veeamバックアップサーバーに接続するようにVeeam Agentを設定する必要があります。導入と設定が終了すると、コンピューターは保護グループのメンバーになります。
保護グループの作成時に保護するコンピューターの全リストがない場合に、このオプションをお勧めします。 このオプションでは、セキュリティとネットワーク接続に関する制限事項が原因でバックアップサーバーからエージェントを導入できない場合に、サードパーティ製ソフトウェア配布ソリューションを使用してエージェントをインストールするという便利な方法も利用できます。
[Computers with pre-installed agents]オプションは、Veeam Agent for Macで保護するMacコンピューターに唯一適用できるオプションであることに注意してください。