Scheduling Settings for Servers and Clusters
ウィザードの[Schedule]ステップで、バックアップを実行するときに使用するスケジュールを指定します。
ジョブスケジュールを指定するには、次の手順を実行します。
- [Run the job automatically]チェックボックスを選択します。このチェックボックスを選択しない場合は、手動でバックアップジョブを開始してバックアップを作成する必要があります。
- ジョブのスケジューリング設定を定義するには、次の手順を実行します。
- 毎日特定の時刻、定義した曜日、または特定の間隔でジョブを実行するには、[Daily at this time]を選択します。右側のフィールドを使用して、必要なスケジュールを構成します。
- 月に一度特定の日にジョブを実行するには、[Monthly at this time]を選択します。右側のフィールドを使用して、必要なスケジュールを構成します。
- 一日を通じて任意の間隔で繰り返しジョブを実行するには、[Periodically every]を選択します。右側のフィールドで、目的の時間単位([Hours]または[Minutes])を選択します。[Schedule]をクリックし、タイムテーブルを使用して、ジョブに対して許容される時間ウィンドウを定義します。[Start time within an hour]フィールドで、ジョブを開始する必要がある正確な時刻を指定します。
繰り返し実行するジョブは、次のルールで開始されます。
- 定義済みの間隔は常に午前12時00分に始まります。たとえば、ジョブを4時間間隔で実行するように構成した場合、ジョブは午前12時00分、午前4時00分、午前8時00分、午後12時00分、午後4時00分というように開始されます。
- ジョブに対して許容される時間帯を定義する場合、禁止された間隔の終了後、ジョブはすぐに開始され、定義したスケジュールで実行されます。
たとえば、ジョブを2時間間隔で実行するように構成し、許容時間帯を午前9時00分から午後5時00分に定義したとします。このルールでは、ジョブは、禁止期間が終了した午前9時00分に最初に実行されます。その後、ジョブは午前10時00分、午後12時00分、午後2時00分および午後4時00分に実行されます。
- ジョブを連続的に実行するには、[Periodically every]オプションを選択し、右側のリストから[Continuously]を選択します。バックアップジョブの新しいセッションは、前のバックアップジョブセッションが完了するとすぐに開始されます。
- [Managed by backup serverモードのみの場合] ジョブを連鎖させるには、[After this job]フィールドを使用します。一般的な方法では、ジョブは順次開始されます。ジョブAが完了するとジョブBが開始され、以下同様です。ジョブの連鎖を作成する場合、連鎖の最初のジョブに対してタイムスケジュールを指定する必要があります。連鎖の残りのジョブについては、[After this job]オプションを選択し、先行するジョブをリストから選択します。
注 |
次の点にご注意ください。
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- [Automatic retry]セクションで、ジョブが何らかの理由で失敗した場合にVeeam Backup & ReplicationまたはVeeam Agent for Microsoft Windows(選択したジョブモードによって異なる)がバックアップジョブを再試行する必要があるかどうかを定義します。ジョブ実行試行の数を入力し、試行の間隔を定義します。連続バックアップを選択すると、Veeam Backup & ReplicationまたはVeeam Agent for Microsoft Windowsは、ジョブ実行の間、時間間隔なしで、定義した回数のジョブを再試行します。
[エージェントモードによって管理される場合のみ] バックアップポリシーが失敗し、Veeam Agentがセッションを再試行した場合、Veeam Agentはすべてのデータを再度転送するわけではありません。その代わり、Veeam Agentは、バックアップポリシーが失敗する前に開始されたデータ転送を続けます。そのために、Veeam Agentは、ソース上とターゲット上のデータブロックのハッシュ値を比較します。ハッシュの比較後、Veeam Agentは、ポリシーが失敗する前に転送されなかったデータブロックのみを転送します。再試行前にソース上のデータブロックが変更された場合、Veeam Agentは、これらのデータブロックも転送します。
- [Backup window]セクションで、バックアップジョブの完了までにかけてよい時間間隔を定義します。バックアップウィンドウは、ジョブが実働時間と重ならないようにして、ジョブがサーバーのパフォーマンスに影響を与えないようにします。ジョブにバックアップウィンドウを設定するには、次の手順を実行します。
- [Terminate job if it exceeds allowed backup window]チェックボックスを選択し、[Window]をクリックします。
- [Time Periods]ウィンドウで、バックアップを許可および禁止する時間を定義します。
許可されたウィンドウを超過すると、ジョブは自動的に終了されます。この場合、データ転送プロセスおよびバックアップチェーン変換プロセスは停止されます。この動作はバックアップウィンドウがデータ転送プロセスおよびヘルスチェック操作のみに影響するVMバックアップジョブとは異なるということに留意してください。
重要 |
[バックアップポリシーの場合] バックアップウィンドウは、バックアップキャッシュからターゲットストレージへのバックアップファイルのアップロード処理に影響しません。Veeam Agentがバックアップキャッシュに1つ以上のバックアップファイルを作成する場合に、バックアップターゲットが利用可能になると、Veeam Agentは、指定したバックアップウィンドウに関係なく、即座にバックアップファイルを保存場所にアップロードします。 |