Protection Groups

Veeam Backup & Replicationでは、Veeam Agentで保護するコンピューターは保護グループに分類されます。技術的には、保護グループは、特定のタイプの保護対象コンピューターをまとめるためのVeeam Backup & Replicationインベントリ内のコンテナです。たとえば、同じタイプのコンピューター用(たとえば、ラップトップ、ワークステーション、またはサーバー)、または同じタイプのOSが実行されているコンピューター用に専用の保護グループを使用すると、そのようなコンピューターの管理が容易になります。インフラストラクチャ内の他のマシンとは異なる方法で管理する必要がある、多数のVeeam Agentコンピューター用に、別個の保護グループを使用することもできます。

Veeam Backup & ReplicationでVeeam Agentの管理を開始するには、インベントリ内に保護グループを作成し、保護グループ設定でVeeam Agentで保護するコンピューターを指定する必要があります。ご使用のインフラストラクチャの規模と複雑度に応じて、1つ以上の保護グループを作成できます。保護グループは、Veeam Backup & Replicationコンソールの[Inventory]ビューの[Physical Infrastructure]ノードの下に表示されます。

保護グループ

次の点にご注意ください。

  • [Physical Infrastructure]ノードは、バックアップサーバーにVeeam Cloud Connectサービスプロバイダーのライセンスがインストールされている場合は使用できません。
  • Veeam Backup & Replicationで管理する必要があるVeeam Agentコンピューターの数が少なく、保護グループを作成する必要がない場合は、目的のコンピューターをVeeam Agentバックアップジョブに直接追加できます。Veeam Backup & Replicationは、自動的にそれらのコンピューターを[Manually Added]保護グループに含めます。詳細については、「事前に定義されている保護グループ」を参照してください。

保護グループを使用すると、ご使用のインフラストラクチャ内のコンピューターでのVeeam Agentの導入と管理を自動化できます。保護グループを構成するときには、保護対象コンピューターの検出、およびVeeam Agentの導入について、スケジューリングオプションを指定できます。Veeam Agentで保護するすべてのコンピューターに対して個別に管理タスクを実行する必要はありません。Veeam Backup & Replicationが、指定された操作を定められたスケジュールで自動的に実行します。

Veeam Backup & Replicationは、保護グループ設定で指定されているアカウントのログイン情報を使用して、検出したコンピューターに接続します。保護グループに追加されているすべてのコンピューターに接続するためにVeeam Backup & Replicationが使用するマスターアカウントを指定するか、保護グループ内の特定のコンピューターに接続するために個別のアカウントを指定することができます。

保護グループを作成すると、Veeam Backup & Replicationは再スキャンジョブセッションを開始して、保護グループに追加されているコンピューターに接続し、これらのコンピューター上で必要な操作を実行します。詳細については、「再スキャンジョブ」を参照してください。

保護グループ 重要

範囲の柔軟な保護グループでは導入タスクと管理タスクを実行できないことに注意してください。 範囲の柔軟な保護グループの詳細については、「保護グループのタイプ」を参照してください。

関連トピック

関連タスク

保護グループの作成