Backup Policy Application Methods
保護対象コンピューター上のVeeam Agentバックアップジョブの設定を最新に保ち、バックアップポリシーで指定されているバックアップ設定と違いがないようにするために、Veeam Backup & Replicationは定期的にバックアップポリシーを保護対象コンピューターに適用します。ポリシー適用プロセスを開始する方法としては、次の2つがあります。
- Veeam Backup & Replicationによる方法
Veeam Backup & Replicationは、以下のイベントの発生時に、バックアップポリシーを保護対象コンピューターに適用します。
- バックアップポリシーの作成時。
- Veeam Backup & Replicationコンソールで手動でバックアッププロセスを開始または停止するとき。
- バックアップポリシーに追加されている保護グループの再スキャンをスケジュールに従ってVeeam Backup & Replicationが実行するとき。Veeam Backup & Replicationは、保護グループ設定で指定されているスケジュールで自動的に保護グループを再スキャンします。
Veeam Backup & Replicationは柔軟な範囲の保護グループおよびそれらのメンバーにはバックアップポリシーを適用できないということに注意してください。そのような保護グループのメンバーに対しては、ポリシー適用プロセスは、Veeam Agentによってのみ開始できます。
- Veeam Agentによる方法
保護対象コンピューター上で実行されているVeeam Agentサービスは、定期的に、バックアップポリシーから取得したジョブ設定が最新であるかどうかを確認し、必要な場合はバックアップジョブ設定を更新します。Veeam Agentは、6時間ごとにこの確認操作を実行します。
この確認の間に、Veeam Agentは以下の操作を実行します。
- Veeam Backup & Replicationに接続し、Veeam Backup & Replicationから、Veeam Agentコンピューターが追加されているバックアップポリシーに関するデータベース情報を取得します。
- 取得したバックアップポリシー設定をVeeam Agentデータベース内のバックアップジョブ設定と比較します。それらの設定が異なる場合、Veeam Agentは以下のタスクを実行します。
- バックアップポリシー設定とVeeam Agentバックアップジョブ設定が一致しない場合、Veeam Agentはそのデータベース内のバックアップジョブ設定を更新します。
- 新しいバックアップポリシーに保護対象コンピューターが追加された場合、Veeam Agentは、その保護対象コンピューター上に新しいバックアップジョブを作成します。
- バックアップポリシーから保護対象コンピューターが削除された場合、Veeam Agentは、その保護対象コンピューター上のVeeam Agentバックアップジョブを削除します。
ヒント |
必要な場合は、バックアップポリシーを保護対象コンピューターに手動で適用することもできます。詳細については、「保護対象コンピューターへのバックアップポリシーの適用」を参照してください。 |