Pre-Freeze and Post-Thaw Scripts
VSSをサポートしないアプリケーションのデータをバックアップする場合、Veeam Agent for Microsoft Windowsで保護対象コンピューターのOSを静止させるために使用するスクリプトを指定できます。プレスクリプトでは、Veeam Agent for Microsoft WindowsがVSSスナップショットを作成する前に、ファイルシステムとアプリケーションデータを休止させて、OSを整合性のある状態にします。VSSスナップショットの作成後、ポストスクリプトで、ファイルシステムとアプリケーションを初期状態にします。
ジョブに対してプレスクリプトおよびポストスクリプトを指定するには、次の手順を実行します。
- [Guest Processing]ステップで、[Enable application-aware processing]チェックボックスを選択します。
- [Applications]をクリックします。
- 表示されたリストで、保護グループまたは個々のコンピューターを選択して[Edit]をクリックします。
- [Processing Settings]ウィンドウで、[Scripts]タブをクリックします。
- [ Specify admin account for script execution]リストから、Veeam Agent for Microsoft Windowsがプレスクリプトおよびポストスクリプトを実行するために使用するユーザーアカウントを選択します。事前にログイン情報を設定していない場合は、[Manage accounts]リンクをクリックするか、右側の[Add]をクリックして、ログイン情報を追加します。
デフォルトでは、[Use guest credentials]オプションがリスト内で選択されています。このオプションが選択されていると、Veeam Agent for Microsoft Windowsは保護グループ設定で保護対象コンピューター用に指定されているアカウントでプレスクリプトおよびポストスクリプトを実行します。
- [Script processing mode]セクションで、次のように、スクリプト実行のシナリオを指定します。
- [Require successful script execution]を選択すると、Veeam Agent for Microsoft Windowsはスクリプトが失敗したときにバックアップ処理を停止します。
- [Ignore script execution failures]を選択すると、スクリプトエラーが発生してもバックアップ処理を継続します。
- [Disable script execution]を選択すると、スクリプトを実行しません。
- [Pre-freeze script]および[Post-thaw script]フィールドで、[Browse]をクリックして、バックアップサーバー上のローカルフォルダから実行可能ファイルを選択します。バックアップジョブセッションの実行中、Veeam Backup & Replicationは、ジョブに追加されたVeeam Agentコンピューターにスクリプトをアップロードし、それらのコンピューター上でスクリプトを実行します。Veeam Agent for Microsoft WindowsではEXE、BAT、CMD形式のスクリプトがサポートされています。