Backup and Restore of Failover Clusters

Veeam Agentでクラスターを処理するには、以下のタスクを完了する必要があります。

  1. Veeam Backup & Replication で、Active Directoryオブジェクトを含む保護グループを作成し、この保護グループに、以下のいずれかのタイプのオブジェクトを追加します。
  • データをバックアップするフェイルオーバークラスターのクラスターアカウント
  • このクラスターアカウントが含まれているActive Directoryコンテナ

詳細については、「保護グループの作成」を参照してください。

  1. Veeam Backup & Replication で、フェイルオーバークラスター用のVeeam Agentバックアップジョブを構成します。そのバックアップジョブにフェイルオーバークラスターを追加するには、次の手順を実行します。
  1. New Agent Backup Job ウィザードの [Job Mode]ステップで、[Failover cluster]を選択します。
  2. ウィザードの[Computers]ステップで、ジョブに、ステップ1で保護グループに追加したクラスターアカウントを追加します。または、ジョブに、このクラスターアカウントを含むコンテナまたは保護グループを追加することもできます。

詳細については、「Windowsコンピューター向けのエージェントバックアップジョブの作成」を参照してください。

 

フェイルオーバークラスターのバックアップとリストア 重要

  • クラスターを処理するVeeam Agentバックアップジョブ内のバックアップタスクが成功せずに完了した場合でも、Veeam Agentによって、そのクラスターのすべての共有ディスクのフルバックアップが作成されます。
  • クラスターの制限事項により、フェイルオーバークラスターを処理するVeeam Agentバックアップジョブでマシンごとのバックアップファイルを作成することはできません。バックアップ範囲内のフェイルオーバークラスターが含まれているバックアップジョブでは、クラスターごとに別個のバックアップファイルが作成されます。

フェイルオーバークラスターのバックアップからのデータリストア

Veeam Agentによって作成されたフェイルオーバークラスターバックアップを使用して、データリストアタスクを実行できます。たとえば、そのようなバックアップから、ボリューム全体、または個々のフォルダやファイルをリストアできます。

以下の点を考慮してください。

フェイルオーバークラスターのバックアップからのバックアップコピー

Veeam Agentによって作成されたフェイルオーバークラスターバックアップを使用して、第2の格納場所へのデータコピータスクを実行できます。

フェイルオーバークラスターのバックアップをコピーする場合は、以下の点を考慮してください。

マシンごとのバックアップファイルの詳細については、『Veeam Backup & Replicationユーザーガイド』の「マシンごとのバックアップファイル」セクションを参照してください。

バックアップコピーの詳細については、『Veeam Backup & Replicationユーザーガイド』の「バックアップコピー」セクションを参照してください。