Backup and Restore of Failover Clusters
Veeam Agentでクラスターを処理するには、以下のタスクを完了する必要があります。
- Veeam Backup & Replication で、Active Directoryオブジェクトを含む保護グループを作成し、この保護グループに、以下のいずれかのタイプのオブジェクトを追加します。
- データをバックアップするフェイルオーバークラスターのクラスターアカウント
- このクラスターアカウントが含まれているActive Directoryコンテナ
詳細については、「保護グループの作成」を参照してください。
- Veeam Backup & Replication で、フェイルオーバークラスター用のVeeam Agentバックアップジョブを構成します。そのバックアップジョブにフェイルオーバークラスターを追加するには、次の手順を実行します。
- New Agent Backup Job ウィザードの [Job Mode]ステップで、[Failover cluster]を選択します。
- ウィザードの[Computers]ステップで、ジョブに、ステップ1で保護グループに追加したクラスターアカウントを追加します。または、ジョブに、このクラスターアカウントを含むコンテナまたは保護グループを追加することもできます。
詳細については、「Windowsコンピューター向けのエージェントバックアップジョブの作成」を参照してください。
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フェイルオーバークラスターのバックアップからのデータリストア
Veeam Agentによって作成されたフェイルオーバークラスターバックアップを使用して、データリストアタスクを実行できます。たとえば、そのようなバックアップから、ボリューム全体、または個々のフォルダやファイルをリストアできます。
以下の点を考慮してください。
- フェイルオーバークラスターのデータをリストアする場合は、そのクラスターがVeeam Backup & Replicationインベントリに保護グループの一部として追加されていることを確認してください。
- 共有ディスクを含むクラスターのデータをリストアする場合、Veeam Agentでは、ディスク監視のデータはリストアされません。クラスターの共有ディスクのボリュームリストア中には、Volume Restoreウィザードの[Disk Mapping]ステップでディスク監視は表示されません。
フェイルオーバークラスターのバックアップからのバックアップコピー
Veeam Agentによって作成されたフェイルオーバークラスターバックアップを使用して、第2の格納場所へのデータコピータスクを実行できます。
フェイルオーバークラスターのバックアップをコピーする場合は、以下の点を考慮してください。
- そのネットワークトラフィックは、Veeam Agentのバックアップジョブの実行中に送信されるトラフィックよりも高くなります。
- 即時モードでフェイルオーバークラスターのバックアップをコピーする場合、そのジョブでは、バックアップリポジトリに対して有効化されている[Use per-machine backup files]オプションは無視され、クラスターごとに単一のバックアップコピーファイルが作成されます。定期モードでフェイルオーバークラスターのバックアップをコピーする場合は、そのジョブにより、バックアップリポジトリに対して設定されている通りに、バックアップコピーファイルが作成されます。
マシンごとのバックアップファイルの詳細については、『Veeam Backup & Replicationユーザーガイド』の「マシンごとのバックアップファイル」セクションを参照してください。
バックアップコピーの詳細については、『Veeam Backup & Replicationユーザーガイド』の「バックアップコピー」セクションを参照してください。