Oracle Processing Settings

Oracleデータベースをバックアップする場合、Veeam Agent for Linuxでアーカイブログをどのように処理するかを指定できます。

  1. ウィザードの[Guest Processing]ステップで、[Enable application-aware processing]チェックボックスを選択します。
  2. [Applications]をクリックします。
  3. 表示されたリストで、保護グループまたは個々のコンピューターを選択して[Edit]をクリックします。

保護グループの一部として追加されているコンピューターにカスタム設定を定義する場合は、そのコンピューターをスタンドアロンのオブジェクトとしてリストに追加する必要があります。このためには、[Add]をクリックして、設定をカスタマイズするコンピューターを選択します。続いてリストからコンピューターを選択して必要な設定を定義します。

  1. [General]タブの[Applications]セクションで、[Require successful processing]または[Try application processing, but ignore failures]を選択します。
  2. [Processing Settings]ウィンドウで、[Oracle]タブをクリックします。
  3. Oracleデータベースに接続するためにVeeam Agent for Linuxが使用するユーザーアカウントを指定するには、[Specify Oracle account with SYSDBA privileges]リストから、そのデータベースのSYSDBA権限を持つユーザーアカウントを選択します。事前にログイン情報を設定していない場合は、[Manage accounts]リンクをクリックするか、右側の[Add]をクリックして、ログイン情報を追加します。

デフォルトでは、[Use guest credentials]オプションがリスト内で選択されています。このオプションが選択されていると、Veeam Agent for Linuxは保護グループ設定で保護対象コンピューター用に指定されているアカウントでOracleデータベースに接続します。

Oracle処理設定

Veeam Agent for Linuxは、常にrootアカウントを使用してOracleデータベースに接続します。これには次の場合が含まれます。

  • SYSDBA権限があるOracleアカウントが [Specify Oracle account with SYSDBA privileges]リストで選択されており、データベースが、データベース認証を使用するように設定されています。
  • Oracleデータベースの設定ファイルを所有するグループ(oinstallグループなど)に追加された、root以外のOSアカウントが[Specify Oracle account with SYSDBA privileges]リストで選択されており、データベースが、オペレーティングシステムによる認証を使用するように設定されています。

従って、データベース処理を正常に実行するには、rootアカウントに、Oracleデータベースシステムに接続するための権限が必ず必要です。

  1. [Archived logs]セクションで、次のように、Veeam Agent for LinuxによってOracleデータベース上のアーカイブログを削除する必要があるかどうかを指定します。
  • [Do not delete archived logs]を選択すると、Veeam Agent for Linuxはアーカイブログを維持します。バックアップジョブの完了時に、Veeam Agent for Linuxはアーカイブログを削除しなくなります。

ARCHIVELOGモードがオフにされているデータベースに対しては、このオプションを選択することをお勧めします。ARCHIVELOGモードがオンになっていると、アーカイブログが大きくなり、すべてのディスク容量を使用してしまうことがあります。この場合、データベース管理者が自身でアーカイブログを処理する必要があります。

  • [Delete logs older than <N> hours]または[Delete logs over <N> GB]を選択すると、Veeam Agent for Linuxは<N>時間経過した、または<N> GBを超えたアーカイブログを削除します。Veeam Agent for Linuxは、バックアップジョブが正常に完了するまで待ってから、Oracle Call Interface(OCI)を介してアーカイブログの切り捨てを開始します。バックアップジョブに失敗すると、ログは次のバックアップジョブセッションが成功するまでそのまま残ります。
  1. [バックアップサーバーで管理されるVeeam Agentジョブの場合] OracleアーカイブログをVeeam Agent for Linuxでバックアップするには、[Backup log every <N> minutes]チェックボックスを選択して、アーカイブログのバックアップの頻度を指定します。デフォルトでは、アーカイブログは15分ごとにバックアップされます。ログのバックアップの最小間隔は5分です。ログのバックアップの最大間隔は480分です。
  2. [バックアップサーバーで管理されるVeeam Agentジョブの場合] [Retain log backups]セクションで、バックアップの場所に保存されるアーカイブログの保持ポリシーを指定します。
  • Veeam Agentのバックアップとアーカイブログのバックアップに同じ保持ポリシーを適用する場合は、[Until the corresponding image-level backup is deleted]を選択します。
  • 特定の日数の間アーカイブログを維持する場合は、[Keep only last <n> days]を選択します。デフォルトでは、アーカイブログは15日間維持されます。このオプションを選択する場合は、アーカイブログの保持期間が、Veeam Agentのバックアップの保持期間より長くならないようにする必要があります。アーカイブログの保存期間は、最長で60日間です。

Oracle処理設定