Upgrading Veeam Agent
特定の保護対象コンピューターで実行されているVeeam Agentをアップグレードできます。この操作は、たとえば、保護グループに含まれているコンピューターのVeeam AgentをVeeam Backup & Replicationによって自動的にアップグレードするようにしておらず、選択したコンピューターで最初にアップグレードプロセスをテストする場合に必要になることがあります。
範囲の柔軟な保護グループに追加されたコンピューターのVeeam Agentのアップグレードは、Veeam Agentコンピューター側からのみ行えることに注意してください。詳細については、「Veeam Agent側からのアップグレード」を参照してください。
Veeam Agentをアップグレードする前に、以下の前提条件を確認してください。
- 保護対象コンピューターの電源がオンになっており、ネットワーク経由でこのコンピューターに接続できる必要があります。
- 必要なバージョンのVeeam Agentが配布サーバーで利用可能になっている必要があります。
- 実行中のジョブがない必要があります。
実行中のジョブは停止せずに、正常に完了させることをお勧めします。定期的なジョブを一時的に無効にして、アップグレード中にそれらが開始されることがないようにします。 保護対象コンピューターでVSS対応アプリケーションが実行されており、このコンピューター用のバックアップジョブでデータベースログ(Microsoft SQL ServerトランザクションログまたはOracleアーカイブログ)のバックアップが有効になっている場合は、このバックアップジョブも無効にします。
ヒント |
保護対象コンピューターの検出プロセス時に、Veeam Backup & Replicationは保護対象コンピューターで実行されているVeeam Agentのバージョンおよび配布サーバーで利用可能なVeeam Agentのバージョンをチェックします。配布サーバーで新しいバージョンのVeeam Agentが利用可能になっており、保護グループでVeeam Agentの自動アップグレードが無効になっている場合、Veeam Backup & Replicationはコンピューターを[Upgrade required]状態にします。 また、Veeam Backup & Replicationは、Veeam Agentのアップグレードが必要なコンピューターを[Out of Date]保護グループに含めます。アップグレードが必要なすべてのコンピューターで、Veeam Agentを一度にアップグレードできます。詳細については、「複数のコンピューターでのVeeam Agentのアップグレード」を参照してください。 |
保護対象コンピューターでVeeam Agentをアップグレードするには、次の手順を実行します。
- [Inventory]ビューを開きます。
- インベントリペインで、[Physical Infrastructure]ノードを展開し、必要な保護グループを選択します。
- 作業領域で、必要なコンピューターを選択して、リボンの[Upgrade]をクリックするか、コンピューターを右クリックして[Agent] > [Upgrade]を選択します。
注 |
Veeam Agent for Microsoft Windowsを新バージョンへアップグレードしたときに、コンピューターの再起動が必要になることがあります。 |
複数のコンピューターでのVeeam Agentのアップグレード
アップグレードが必要なすべてのコンピューターで、Veeam Agentを一度にアップグレードできます。保護対象コンピューターでVeeam Agentをアップグレードするには、次の手順を実行します。
- [Inventory]ビューを開きます。
- インベントリペインの[Physical Infrastructure]ノードで、[Out of Date]保護グループを選択して、リボンの[Upgrade]をクリックするか、[Out of Date]保護グループを右クリックして[Upgrade]を選択します。
注 |
Veeam Agent for Microsoft Windowsを新バージョンへアップグレードしたときに、コンピューターの再起動が必要になることがあります。 |
Veeam Agentコンピューター側からVeeam Agentをアップグレードすることもできます。この方法は、たとえば、範囲の柔軟な保護グループに追加されたVeeam Agentコンピューターに必要です。アップグレードのプロセスは、Veeam AgentコンピューターのOSによって異なります。
- WindowsベースのVeeam Agentコンピューターの場合は、『Veeam Agent for Microsoft Windowsユーザーガイド』の「Veeam Agentのアップグレード」セクションを参照してください。
- LinuxベースのVeeam Agentコンピューターの場合は、『Veeam Agent for Linuxユーザーガイド』の「Veeam Agentのアップグレード」セクションを参照してください。