Step 7. Specify Discovery and Deployment Options

ウィザードの[Options]ステップは、個々のコンピューター、Microsoft Active Directoryオブジェクト、またはCSVファイルで指定されたコンピューターを含む保護範囲を定義する場合に使用できます。

ウィザードのこのステップで、保護対象コンピューター検出とVeeam Agent導入の設定を指定します。

Veeam Backup & Replicationは保護グループ設定で定義されているスケジュールに従って、定期的に保護対象コンピューターに接続します。ウィザードのこのステップでは、その検出スケジュールの定義や、検出したコンピューターに対してVeeam Backup & Replicationが実行する必要がある操作の指定を行うことができます。Veeam Agentの配布サーバーの役割を果たす、バックアップインフラストラクチャ内のサーバーを選択することもできます。

検出と導入のオプションを指定するには、次の手順を実行します。

  1. [Discovery]セクションで、保護グループの範囲内で自動コンピューター検出のスケジュールを定義します。
  • 毎日特定の時刻、定めた曜日、または特定の間隔で再スキャンジョブを実行するには、[Daily at this time]を選択します。右側のフィールドを使用して、必要なスケジュールを構成します。
  • 再スキャンジョブを一日を通じて特定の間隔で繰り返し実行するには、[Periodically every]を選択します。右側のフィールドで、目的の時間単位([Hours]または[Minutes])を選択します。[Schedule]をクリックし、タイムテーブルを使用して、再スキャンジョブに対して許容される時間枠を定義します。[Start time within an hour]フィールドで、ジョブを開始する必要がある正確な時刻を指定します。
  • 再スキャンジョブを連続的に実行するには、[Periodically every]オプションを選択し、右側のリストから[Continuously]を選択します。再スキャンジョブの新しいセッションは、前の再スキャンジョブセッションが完了するとすぐに開始されます。

ステップ7:検出と導入のオプションの指定

自動検出のスケジュールを定義せずに保護グループを作成することはできません。ただし、必要な場合は、特定の保護グループに対して自動検出を無効にすることができます。詳細については、「保護グループの無効化」を参照してください。

  1. [Deployment]セクションで、[Distribution server]リストから、配布サーバーとして使用する予定のMicrosoft Windows Serverを選択します。Veeam Backup & Replicationはその配布サーバーを使用して、保護グループに追加されているコンピューターにVeeam Agentセットアップファイルをアップロードします。デフォルトでは、Veeam Backup & Replicationは配布サーバーのロールをバックアップサーバーに割り当てます。詳細については、「配布サーバー」を参照してください。
  2. 保護グループ内で検出されたすべてのコンピューターに自動的にVeeam Agentを導入するようVeeam Backup & Replicationに指示する必要がある場合は、[Deployment]セクションで、必ず[Install backup agent automatically]チェックボックスを選択してください。

また、自動化されたVeeam Agentインストールを無効にすることもできます。この場合は、その保護グループに含まれている、Veeam Backup & Replicationが検出したすべてのコンピューターにVeeam Agentをインストールする必要があります。詳細については、「Veeam Agentのインストール」を参照してください。

ステップ7:検出と導入のオプションの指定

Veeam Backup & Replicationは、保護グループ設定で[Install backup agent automatically]チェックボックスが選択されていない場合でも、保護グループに追加されているすべてのコンピューターにVeeam Installer Serviceをインストールします。

  1. 配布サーバー上にVeeam Agentの新しいバージョンがあれば検出したコンピューター上のVeeam Agentを自動的にアップグレードするようVeeam Backup & Replicationに指示する必要がある場合は、[Deployment]セクションで、必ず[Auto-update backup agent]チェックボックスを選択してください。
  2. [Microsoft Windows Serverを含む保護グループの場合] Veeam Agent for Microsoft Windowsで保護されているサーバーに拡張変更ブロック追跡(CBT)ドライバをインストールする必要がある場合は、[Install changed block tracking driver on Windows Server OS]チェックボックスを選択します。詳細については、『Veeam Agent for Microsoft Windowsユーザーガイド』の「Veeam変更ブロック追跡ドライバ」セクションを参照してください。

作成した保護グループにワークステーションとサーバーを含めた場合、Veeam Backup & ReplicationはサーバーのみにVeeam CBTドライバをインストールします。

  1. [Perform reboot automatically if required]チェックボックスを選択してVeeam Backup & Replicationに保護対象コンピューターの再起動を許可します。具体的に述べると、Veeam CBTドライバのインストールプロセスの一環でこの再起動操作が必要となるためです。
  2. [Advanced]をクリックして保護グループの詳細設定を指定します。詳細については、「保護グループの詳細設定の指定」を参照してください。

ステップ7:検出と導入のオプションの指定