Background Retentionジョブ

Background Retentionジョブは、24時間ごとに自動的に開始され、バックグラウンドで実行されるプロセスです。削除されたエージェントの保持とバックグラウンドでのGFS保持という2つの部分から成ります。

削除されたエージェントの保持

削除されたエージェントの保持は、使用されなくなったバックアップについてのVeeam Agent保持ポリシーに従って、使用されなくなったバックアップファイルを検出し削除するプロセスです。

使用されなくなったバックアップファイルとは、過去N日以内に新しいリストアポイントの作成や新しいバックアップジョブセッションの開始がなかったバックアップファイルです。ここでのNは、Veeam Agentバックアップジョブ設定で指定されている保持期間です。

詳細については、「Veeam Agent for Microsoft Windowsユーザーガイド」内の「使用されなくなったバックアップの保持ポリシー」の記事、および「Veeam Agent管理ガイド」内の「メンテナンス設定」の記事を参照してください。

バックグラウンドでのGFS保持

バックグラウンドでのGFS保持は、どのジョブによっても処理されなくなった標準バックアップファイルと孤立バックアップファイルに適用されます。孤立バックアップファイルは、[Home] > [Backups] > [Disk (Orphaned)]ノードの下に表示されます。

バックグラウンドでのGFS保持のプロセスでは、どのジョブによっても処理されなくなったバックアップファイルが検出され、それらの保持期間が分析されます。そのようなバックアップファイルのGFSフラグの保持期間が終了している場合は、Veeam Backup & ReplicationによってGFSフラグが削除されます。以下の条件を満たしている場合は、その後、Veeam Backup & Replicationによって、短期保持ポリシーに従ってこれらのバックアップファイルが削除されます。

  • バックアップファイルに他のGFSフラグが割り当てられていない。
  • バックアップファイルに従属ファイルがない。

GFS保持ポリシーの詳細については、「長期保持ポリシー(GFS)」を参照してください。

Background Retentionジョブ 

ジョブおよびバックアップファイルのタイプ

Background Retentionジョブは、GFSを使用するすべてのタイプのジョブで作成されたバックアップファイルに適用されます。

  • バックアップ
  • バックアップコピー
  • Veeam Agent
  • Veeam Agentの管理

Background Retentionジョブは、標準バックアップファイルと孤立バックアップファイルの両方に適用されます。インポートしたバックアップファイルには適用されません。