ステップ7:リストアオプションの指定

ウィザードの[Restore Options]ステップで、追加のリストアオプションを指定します。

  1. [Restore]セクションで、設定情報のバックアップからリストアするデータを選択します。Veeam Backup & Replicationは常に、バックアップインフラストラクチャコンポーネント、ジョブ、およびバックアップサーバーレベルで指定したグローバル設定の設定データをリストアします。さらに、次のデータをリストアできます。
    • Backup and replica catalog:バックアップサーバーに登録されているすべてのバックアップとレプリカに関するデータおよびバックアップが書き込まれたテープとこれらのテープの場所に関する情報をターゲットにしたボリュームレベルバックアップジョブを構成した場合のみです。
    • Session historyバックアップサーバーで実行されたすべてのセッションについてのデータ。
  1. リストアされたバックアップサーバーでPowerShellを使用する予定の場合、[Enable required PowerShell policy for SCVMM]チェックボックスを選択します。復元時には、Veeam Backup & ReplicationがPowerShell実行ポリシーを有効化するため、その後、手動で有効化する必要はありません。このオプションを有効化することは、バックアップサーバーで、Set-ExecutionPolicy RemoteSignedコマンドを実行するのと同じです。
  2. 設定データを同じデータベースにリストアする場合、[Backup existing database before configuration restore]チェックボックスを選択します。このオプションは、リストアプロセス時の不測のエラーから現在のデータベースを保護する助けになります。復元時に、Veeam Backup & Replicationは、Microsoft SQL Serverのネイティブのツールを使用して、まず現在のデータベースをバックアップします。その後、Veeam Backup & Replicationは、現在のデータベースをパージし、そこに構成バックアップからデータをインポートします。そのようなシナリオでは、リストアプロセス時にエラーが発生した場合、Microsoft SQL Management Studio、またはSQLスクリプトを使用して、Microsoft SQLバックアップから現在のデータベースをリストアできます。

作成されたMicrosoft SQLデータベース・バックアップには、VeeamBackup<DatabaseName><date>.bakという形式の名前が付けられ、デフォルトのMicrosoft SQLバックアップ場所に保存されます。例:%ProgramFiles%\Microsoft SQL Server\MSSQL11.MSSQLSERVER\MSSQL\Backup\

  1. [Restore]をクリックします。Veeam Backup & Replicationは、現在実行されているジョブとVeeam Backup & Replicationサービスを停止し、指定された場所にデータベースをリストアします。

ステップ7:リストアオプションの指定