ステップ3:フェイルバック復元先の選択
ウィザードの[Destination]のステップで、フェイルバック復元先を選択します。
Veeam Backup & Replicationは、3つのフェールバック復元先をサポートしています。Failbackウィザードには、各フェイルバック先に対応した異なるステップが表示されます。
- ソースホスト上に配置された元のVMにフェイルバックするには、[Failback to the original VM]を選択します。この場合、Veeam Backup & Replicationは元のVMをレプリカの最新の状態にリストアします。
このオプションを選択すると、ウィザードの[Summary]のステップに進みます。
- 新しい場所でバックアップから元のVMをリカバーしており、レプリカをこのVMに切り替えるには、[Failback to the original VM restored in a different location]を選択します。この場合、Veeam Backup & ReplicationはリカバーしたVMをレプリカの最新の状態にリストアします。
このオプションを選択すると、ウィザードの[Target VM]のステップに直接進みます。
- 新しい場所や別の設定(VMの場所、ネットワーク設定、リストアした仮想ディスクの形式など)でレプリカから元のVMをリストアするには、[Failback to the specified location (advanced)]を選択します。
元のVM、または新しい場所にリストアされた元のVMにフェイルバックする場合は、既存の仮想ディスク間の差分とその状態だけが元のVMに転送されます。Veeam Backup & Replicationは、異なるIPアドレスやネットワーク設定(レプリカのRe-IPおよびネットワークマッピングが適用された場合)、レプリカが[Failover]状態のときに追加された新しいハードウェアや仮想ディスクなどの、レプリカの設定変更は転送しません。
高度なフェイルバックを実行する場合、その設定や仮想ディスクの内容を含め、選択した場所にVM全体のレプリカがリストアされます。