ステップ6:VMのレプリケーション順の定義

レプリケーションジョブがVMを処理する順序を定義できます。VMの順序を設定すると、たとえば、いくつかのミッションクリティカルなVMをジョブに追加していて、ジョブにそれらを先に処理させたい場合に役に立つことがあります。それらのVMをリストで最初に設定すると、その処理を確実にバックアップウィンドウに合わせられます。

VMコンテナ内部のVMは、無作為に処理されます。VMを確実に定義した順序で処理するには、VMコンテナの一部ではなく、スタンドアロンのVMとして追加する必要があります。

VMのレプリケーション順を定義するには、次の手順を実行します。

  1. ウィザードの[Virtual Machines]のステップで、VMまたはVMコンテナを選択します。
  2. 右側の[Up]ボタンまたは[Down ]ボタンを使用して、リスト内のVMまたはVMコンテナを上または下に移動します。

VMはさまざまな順序で処理される可能性があります。たとえば、優先度リストで上にあるVMのバックアップ・インフラストラクチャ・リソースを利用できないが、リストで下にあるVMのリソースを利用できる場合、Veeam Backup & Replicationはリストで下にあるVMの処理を先に開始します。

ジョブ設定で[Allow processing of multiple VMs with a single volume snapshot]オプションを有効にした場合も、VMが異なる順序で処理される場合があります。このオプションは複数グループのジョブに追加されたVMを結合するため、定義されたVM順序がくずれる場合があります。

ステップ6:VMのレプリケーション順序の定義