ステップ4:ログイン情報の指定

ウィザードの[Credentials]ステップで、Microsoft Hyper-V Serverのログイン情報を指定します。

  1. [Credentials]リストから、Microsoft Hyper-V Serverの管理者権限が付与されたアカウントのログイン情報を選択します。事前にログイン情報を設定していない場合は、[Manage accounts]のリンクをクリックするか、右側の[Add]をクリックして、ログイン情報を追加します。詳細については、「ログイン情報の管理」を参照してください。

Veeam Backup & Replicationは、指定されたログイン情報を使用して、追加されたすべてのサーバーに次のコンポーネントを展開します。

    • Veeam Installer Service
    • Veeamデータムーバーサービス
    • Veeam Hyper-V統合サービス

SCVMMを追加する場合、SCVMMにより管理されるすべてのMicrosoft Hyper-Vホストに、同じログイン情報が適用されます。一部のMicrosoft Hyper-Vホストが、提供されたものとは異なる独自のログイン情報を使用している場合、Veeam Backup & Replicationは、これらのホストへのコンポーネントの展開に失敗します。このようなMicrosoft Hyper-Vホストには、ログイン情報を別途、指定する必要があります。

SCVMMの接続後、インベントリペインで展開して、管理対象のMicrosoft Hyper-Vホストのリストを確認します。ホストを右クリックして[Properties]を選択し、Edit Hyper-V Serverウィザードを使用して、このホストのログイン情報を指定します。

ステップ4:ログイン情報の指定 

  1. Veeam Backup & Replicationコンポーネントで使用するネットワークポートをカスタマイズするには、[Ports]をクリックします。デフォルトで、Veeam Backup & Replicationコンポーネントは、次のポートを使用します。
    • Veeam Installer Service:ポート6160
    • Veeamデータムーバーサービス:ポート6162
    • Veeam Hyper-V統合サービス:ポート6163

必要に応じて、ポート番号を調整してください。

  1. [Network Settings]ウィンドウの[Data transfer options]セクションで、ファイルコピー操作の接続設定を指定します。ソースホストとターゲットホスト間の送信チャネルとして使用するポートの範囲を指定します(1タスクごとに1ポート)。デフォルトでは、Veeam Backup & Replicationはポート範囲2500~3300を使用します。仮想環境の規模が大きくなく、データトラフィックが多くならない場合、たとえば2500~2510などのより狭いポート範囲を指定して、同時に10のジョブを実行することができます。
  2. Microsoft Hyper-VホストがNAT外に展開されている場合、[Preferred TCP connection role]セクションで、[Run server on this side]チェックボックスを選択します。NATシナリオでは、外部のクライアントがNATネットワーク上のサーバーへの通信を開始することはできません。その結果、外部からの接続の開始を必要とするサービスが中断する場合があります。このオプションが選択されている場合、この制限に対処して、「サーバークライアント間」接続、すなわち、Microsoft Hyper-Vホストの方向の接続を開始できます。

ステップ4:ログイン情報の指定