ローテーションされたドライブを使用したバックアップリポジトリ

バックアップリポジトリは交換ドライブを使用できます。交換ドライブには取り外し可能なUSBやeSATAハードドライブなどがあります。このシナリオは、複数の外部ハードドライブにバックアップを格納して、これらのドライブを異なる場所間で定期的に交換する場合に便利です。

交換ドライブを使用するには、バックアップリポジトリの詳細設定で[This repository is backed by rotated hard drives]オプションを有効にする必要があります。このオプションが有効になっている場合、Veeam Backup & Replicationはバックアップターゲットを交換ドライブ付きのバックアップリポジトリとして認識し、特定のアルゴリズムを使用して、これらのドライブに作成されたバックアップチェーンが壊れていないことを確認します。

交換ドライブ付きのバックアップリポジトリの制限事項

交換ドライブ付きのバックアップリポジトリには、次の制限事項があります。

  • 1台の管理対象サーバーでは、交換ドライブ付きリポジトリは1つのみ作成する必要があります。
  • バックアップジョブまたはBackup copyジョブで作成されたアーカイブフルバックアップ(GFSバックアップ)を交換ドライブ付きのバックアップリポジトリに格納することはできません。
  • マシン単位のバックアップファイルを交換ドライブ付きのバックアップリポジトリに格納することはできません。
  • 交換ドライブ付きのバックアップリポジトリを再スキャンすることはできません。
  • NFSバックアップリポジトリでは、交換ドライブはサポートされません。リポジトリの[This repository is backed by rotated hard drives]設定が有効になっている場合、Veeam Backup & Replicationはこの設定を無視します。
  • スケールアウトバックアップリポジトリでは、交換ドライブはサポートされません。エクステントの[This repository is backed by rotated hard drives]設定が有効になっている場合、Veeam Backup & Replicationはこの設定を無視してこのリポジトリを標準のエクステントと同様に処理します。
  • 交換ドライブ付きリポジトリは、NASバックアップ用のプライマリバックアップリポジトリ、アーカイブリポジトリ、およびセカンダリターゲットリポジトリとしてはサポートされていません。

このセクションの内容

関連トピック

交換ドライブ付きのバックアップリポジトリの追加