暗号化された設定情報バックアップの作成

Veeam Backup & Replicationでは、バックアップ サーバーのPassword Managerに1つ以上のパスワードを作成した場合は、構成情報のバックアップを暗号化する必要があります。

パスワードを使用してジョブまたはテープを暗号化すると、Veeam Backup & Replicationによって、暗号化プロセスで使用される一連のキーが作成されます。ストレージキーやメタキーなどの一部の暗号化キーは、構成データベースに格納されます。設定情報のバックアップが暗号化されていない場合、このバックアップのデータを任意のバックアップサーバーに自由にリストアできてしまいます。構成データベースに保存された暗号化キーと暗号化されたファイルのコンテンツに、想定外のユーザーがアクセスできるようになる可能性があります。

Password Managerに1つ以上のパスワードが格納されており、構成情報のバックアップの暗号化が有効になっていない場合は、Veeam Backup & Replicationによって構成情報のバックアップが無効化されます。設定情報のバックアップを有効にするためには、設定情報のバックアップジョブ設定で暗号化を有効にする必要があります。

暗号化された設定情報のバックアップの作成 

暗号化オプションを有効にすると、Veeam Backup & Replicationによって暗号化された構成情報のバックアップが作成されます。暗号化キー以外に、作成されたバックアップによって、Credentials Managerに指定されているログイン情報レコードが取得されます。このようなバックアップからデータをリストアする場合、ログイン情報レコードのパスワードを再度入力する必要はありません(ログイン情報レコードのパスワードがリストア時までに変更された場合を除く)。

設定情報のバックアップを暗号化するには、次の手順を実行します。

  1. メインメニューで、[Configuration Backup]を選択します。
  2. [Enable backup file encryption]チェックボックスを選択します。
  3. [Password]フィールドで、暗号化に使用するパスワードを選択します。事前にパスワードを作成していない場合は、[Add]をクリックするか[Manage passwords]リンクを使用して新しいパスワードを指定します。詳細については、「データ暗号化のパスワードの管理」を参照してください。

暗号化された設定情報のバックアップの作成