ステップ10:レプリケーション ジョブ設定の指定

ウィザードの[Job Settings]のステップで、レプリケーションジョブ設定を指定します。

  1. [Repository for replica metadata]リストから、ソースサイトにあるバックアップリポジトリを選択します。バックアップリポジトリには、VMレプリカのメタデータ(レプリケーションジョブの増分セッションを最適化するのに必要な読み取りデータブロックのチェックサム)が保存されます。

この設定は、スナップショットレプリカでのみ指定する必要があります。従来のレプリカは、メタデータの保存にバックアップリポジトリを使用しません。詳細については、「VMレプリカのタイプ」を参照してください。

  1. [Replica name suffix]フィールドに、VMレプリカの名前に対する接尾辞を入力します。ターゲットホストにVMレプリカを登録するために、Veeam Backup & Replicationは指定された接尾辞をソースVMの名前に付加します。
  2. [Restore points to keep]フィールドで、レプリケーションジョブが保持するリストアポイントの数を指定します。この数を超過すると、最も古いリストアポイントが削除されます。

VMスナップショットの数に関するMicrosoft Hyper-Vの制約のため、スナップショットレプリカのリストアポイントの最大数は47に制限されます。

レプリケーションジョブに保持ポリシー設定を指定する場合、ターゲットボリュームにある空き容量を考慮します。多数のリストアポイント(スナップショット)によりターゲットボリュームがいっぱいになる場合があります。

重要

  • VMレプリカメタデータは、重複排除ストレージアプライアンスに保存できません。レプリケーション・ジョブ時に、Veeam Backup & Replicationはメタデータの小片をバックアップ・リポジトリとの間で何度も読み書きします。メタデータに何度もアクセスすると、重複排除ストレージアプライアンスのパフォーマンスが低くなるため、レプリケーションジョブのパフォーマンスも低くなる場合があります。
  • スケールアウトバックアップリポジトリにレプリカメタデータを保存することはできません。

ステップ10:レプリケーションジョブ設定の指定