設定情報のバックアップと復元

Veeam Backup & Replicationが使用する構成データベースをバックアップおよびリストアできます。 なんらかの理由でバックアップサーバーに障害が発生した場合は、バックアップサーバーを再インストールして、設定情報のバックアップから設定をすぐにリストアできます。また、設定情報のバックアップを使用して、バックアップインフラストラクチャのバックアップサーバー間で設定を相互に適用することもできます。設定情報のバックアップ中に、Veeam Backup & Replication構成データベースからデータをエクスポートし、バックアップリポジトリのバックアップファイルに保存します。

バックアップインフラストラクチャのすべてのバックアップサーバーに対して設定情報のバックアップを定期的に実行することをお勧めします。定期的に設定情報をバックアップすれば、データ消失のリスクを低減でき、バックアップサーバーで問題が発生した場合の管理オーバーヘッドを最小限に抑えることができます。

Veeam Backup & Replicationでバックアップジョブを使用してバックアップサーバー設定をバックアップすることはお勧めできません。Veeam Backup & ReplicationではバックアップにVMスナップショットを使用します。スナップショットの作成およびコミット中に、VMが少しの間フリーズし、次のような結果が発生する可能性があります。

  • 構成データベースからの切断。詳細については、記事「Veeam KB1681」を参照してください。
  • リモートVeeam Backup & Replicationエージェントからの切断。
  • ネットワークストレージ(例:iSCSI経由で提供されたストレージ)などからの切断。

このため、必ず設定情報のバックアップ機能を使用して、バックアップサーバーの設定をバックアップおよびリストアする必要があります。

関連トピック