ステップ9:Re-IPルールの構成

ウィザードの[Job]ステップで[Replica re-IP]オプションを選択した場合、ウィザードの[Re-IP]ステップを利用できます。このステップを使用して、Microsoft Windows VMのRe-IPルールを構成できます。

本番サイトのIPアドレッシングスキームが災害復旧(DR)サイトのIPアドレッシングスキームと異なる場合、Re-IPルールが役に立つことがあります。この状況では、レプリケーションジョブのRe-IPルール数を構成できます。フェールオーバーを実行する場合、Veeam Backup & Replicationは、構成されたRe-IPルールがVMレプリカに適用されるかどうかをチェックします。Re-IPルールが適用される場合、VMレプリカは新しいネットワークマスクに応じて新しいIPアドレスを取得するため、DRサイトのこのVMレプリカに到達できます。

Re-IPルールを構成するには、次の手順を実行します。

  1. [Add]をクリックします。
  2. [Source VM]セクションに、ソースサイトで採用されているIPナンバリングスキームを記述します。構成を容易にするため、Veeam Backup & Replicationはバックアップ・サーバーのIPアドレスおよびサブネット・マスクを検出し、[Source VM]セクションに値をあらかじめ移入します。
  3. [Target VM]セクションに、DRサイトで採用されているIPナンバリングスキームを記述します。VMレプリカに対して使用されるIPアドレス、サブネットマスクおよびデフォルトゲートウェイを指定します。必要に応じて、DNSおよびWINSサーバーアドレスを定義します。
  4. [Description]フィールドに、ルールの簡単な概要、またはなんらかの関連コメントを指定します。

アスタリスク文字(*)を使用してIPアドレスの範囲を指定できます。例:172.16.17.*。
IPアドレスの範囲の指定に0を使用しないでください。Veeam Backup & Replicationで、値172.16.17.0は、IPアドレスの範囲ではなく、通常のIPアドレス172.16.17.0を意味します。

ステップ9:Re-IPルールの構成