バックアップコピーのアーキテクチャ
データをソースバックアップリポジトリからターゲットバックアップリポジトリに転送するには、バックアップコピージョブで次のパスのいずれかを使用します。
Veeam Backup & Replicationでデータをソース・バックアップ・リポジトリからターゲット・バックアップ・リポジトリに直接転送します。このタイプのデータ転送は、オンサイトバックアップリポジトリまたはオフサイトバックアップリポジトリへ、高速の接続を介してバックアップをコピーする場合にお勧めします。
Veeam Backup & Replicationでは、直接のデータパスを介してデータを転送する場合、以下のバックアップインフラストラクチャコンポーネント上でVeeamデータムーバーを使用します。
- Microsoft WindowsおよびLinuxリポジトリ。Veeam Backup & Replicationでは、ソース・バックアップ・リポジトリ上でソースVeeam Data Moverを使用し、ターゲット・バックアップ・リポジトリ上でターゲットVeeam Data Moverを使用します。
- 共有フォルダバックアップリポジトリ。自動的にゲートウェイ・サーバーが選択されるようVeeam Backup & Replicationに指示している場合、Veeam Backup & Replicationではバックアップ・リポジトリに関連付けられたマウント・サーバー上に展開されているVeeam Data Moverを使用します。何らかの理由でマウント・サーバーが使用できない場合、Veeam Backup & Replicationではバックアップ・サーバーにフェールオーバーします。
ゲートウェイ・サーバーを明示的に定義している場合、Veeam Backup & Replicationでは、ソース・サイトのゲートウェイ・サーバー上のソースVeeam Data Moverおよびターゲット・サイトのゲートウェイ・サーバー上のターゲットVeeam Data Moverを使用します。
Veeam Backup & Replicationでは、1対のWANアクセラレータを介してデータを転送します。1つはソース側に導入され、もう1つはターゲット側に導入されています。WANアクセラレータがデータを転送する前に冗長ブロックを削除するので、ネットワーク上のトラフィックの量が大幅に削減されます。このタイプのデータ転送は、低速の接続またはWANを介してオフサイトでバックアップをコピーする場合にお勧めします。
重要 |
WANアクセラレーション技術はVeeam Universal Licenseに含まれています。従来のソケットベースライセンスを使用する場合は、Enterprise Plus Editionが必要です。詳細については、「WANアクセラレーション」を参照してください。 |
Veeam Backup & Replicationでは、WANアクセラレータを介してデータを転送するときには、以下のバックアップインフラストラクチャコンポーネント上でVeeamデータムーバーを使用します。
- Microsoft WindowsおよびLinuxリポジトリ。Veeam Backup & Replicationでは、ソース・バックアップ・リポジトリ上でソースVeeam Data Moverを使用し、ターゲット・バックアップ・リポジトリ上でターゲットVeeam Data Moverを使用します。
- 共有フォルダバックアップリポジトリ。自動的にゲートウェイ・サーバーが選択されるようVeeam Backup & Replicationに指示している場合、Veeam Backup & Replicationではソース/ターゲットWANアクセラレータ上に展開されているVeeam Data Moverを使用します。ゲートウェイ・サーバーを明示的に定義している場合、Veeam Backup & Replicationでは、ソース・サイトのゲートウェイ・サーバー上のソースVeeam Data Moverおよびターゲット・サイトのゲートウェイ・サーバー上のターゲットVeeam Data Moverを使用します。