バックアップ ジョブの手動停止

ジョブの実行は任意の時点で停止することができます。たとえば、ジョブの停止は、ジョブで複数のVMが処理されていて、ワークロードが想定より高くなっている場合に行うことができます。または、ジョブセッションを完了するための十分な時間がない場合にジョブを停止することができます。

ジョブの停止は、次の2通りの方法で行えます。

ジョブの即時停止

ジョブの即時停止ではジョブセッションをただちに終了します。ジョブは終了時に次の結果となります。

ジョブセッションをただちに停止した場合、Veeam Backup & Replicationでは次の処理が実行されます。

  1. VMの チェックポイントが既に作成されている場合は、Veeam Backup & ReplicationMicrosoft Hyper-V に、 チェックポイントに配置されます。
  2. Veeam Backup & Replicationはすべてのジョブ・プロセスおよびタスクを終了します。ジョブはFailedエラーにより終了します。

前のジョブセッションで作成されたリストアポイントはすべてそのまま保持されます。これはリストア操作に使用できます。

バックアップジョブの手動停止 

ジョブの正常停止

ジョブの正常停止では、Veeam Backup & Replicationに対して、現在処理中のVMのリストア・ポイントを作成してからジョブを終了するよう指示します。ジョブは終了時に次の結果となります。

ジョブの正常停止は次のタイプのジョブで使用することができます。

ジョブの正常停止は次のタイプのジョブには使用できません。

ジョブに追加されたVMはジョブ設定で定義された順序で処理されます。既に処理されたVMと処理中のVMに関する情報がジョブ詳細に表示されます。

Veeam Backup & Replicationがジョブ内の最初のVMの処理を開始する前にジョブの正常停止を行った場合、ジョブはFailedエラーにより終了します。ジョブ詳細に「Operation was canceled by user」というメッセージが表示されます。

バックアップジョブの手動停止 

関連タスク

ジョブの開始と停止