リストアのシナリオ

このセクションでは、キャパシティ層からのリストアについて、考えられるシナリオを説明します。

バックアップファイルの使用不可

スケールアウトバックアップリポジトリにあるエクステントのいずれかで、オフロードされたバックアップファイルのいずれかが使用不可になった場合は、次のようにしてそれをリストアできます。

  1. スケールアウトバックアップリポジトリを再スキャンします。

スケールアウトバックアップリポジトリの再スキャンの手順について、詳しくは、「スケールアウトリポジトリの再スキャン」を参照してください。

  1. キャパシティ層からパフォーマンス層にデータをコピーします。

データのコピー方法の詳細については、「パフォーマンス層へのコピー」を参照してください。

リストアのシナリオ 注:

パフォーマンスエクステントまたはキャパシティエクステントは、メンテナンスモードにしないでください。

エクステントの使用不可

スケールアウトバックアップリポジトリ内のパフォーマンスエクステントが使用不可になることやメンテナンスモードになる可能性があります。そのような場合のデータのリストアには、「データ復元」で説明されているどの方法でも使用できます。

たとえば、3つのデータブロックで構成される仮想マシンをリストアしているとします。これらのブロックのうち2つはExtent 1、もう1つの必須ブロックはExtent 2に保存されていますが、2は現在使用できません。このようなシナリオでは、Veeam Backup & ReplicationはExtent 1から2つのブロックを、キャパシティ層からもう1つの必須ブロックを取得します。

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スケールアウトバックアップリポジトリの使用不可

スケールアウトバックアップリポジトリ全体が使用不可の場合のデータのリストアには、「データ復元」で説明されているどの方法でも使用できます。

スケールアウトバックアップリポジトリ全体が使用不可になった場合、Veeam Backup & Replicationは、キャパシティ層からのみデータをリストアします。

たとえば、仮想マシンのリストアに必要なバックアップファイルを保存しているパフォーマンスエクステントが両方とも使用不可になっているとします。そのようなシナリオでは、Veeam Backup & Replicationは、キャパシティ層のみからデータをリストアします。

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バックアップサーバーの使用不可

バックアップサーバーの設定全体が壊れ、スケールアウトバックアップリポジトリが使用不可になった場合に、キャパシティ層にあるバックアップにアクセスするには、次の手順を実行します。

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