従来のレプリカ

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    従来のレプリカの場合、Veeam Backup & Replicationは逆増分バックアップに似た方法を使用します。

    最初のレプリケーションジョブを実行している間に、Veeam Backup & Replicationはソースホストで実行されているVMをコピーし、そのフルレプリカをターゲットホスト上に作成します。このレプリカは圧縮されずに、Hyper-Vのネイティブフォーマットで保存されます。

    後続のすべてのレプリケーションジョブは増分です。Veeam Backup & Replicationは最後のレプリケーションサイクル以降に変更されたデータブロックのみをコピーします。Hyper-VのVMの変更されたデータブロックを継続的に追跡するために、Veeam Backup & Replicationは独自の変更ブロック追跡メカニズムを使用します。

    増分ジョブが実行されるたびに、Veeam Backup & Replicationは変更内容をレプリカに「挿入」してそれを再構成し、元のVMの最新の状態にします。また、フルレプリカの再構成時に置換されたデータブロックを格納する、ロールバックファイルを作成します。

    結果的に、Veeam Backup & Replicationは、レプリケートしたVMごとに、フルレプリカと一連のロールバックファイルを生成します。レプリカは元のVMの最新の状態が反映されたものですが、ロールバックファイルはリストアポイントの役目を果たします。ユーザーがレプリカをリストアして特定の時点まで戻す必要がある場合、Veeam Backup & Replicationは、必要なロールバックファイルを適用してその時点まで戻します。

    Veeam Backup & Replicationは、次のタイプのレプリカファイルを作成して保持します。

    • VMのフルレプリカ(VMの設定ファイルと仮想ディスクのセット)
    • VRB — レプリカのロールバックファイル
    • VBK — ターゲットホスト上のVMレプリカの現在の状態を説明する、ハッシュデータが格納されているファイル

    従来のレプリカのすべてのファイルは、ターゲットボリューム上の専用フォルダに格納されます。

    従来のレプリカに関する制限事項

    • 従来のレプリカは、仮想インフラストラクチャのみをデータのソースとして使用できます。バックアップからのレプリケーションは、従来のVMレプリカではサポートされていません。
    • Veeam Backup & ReplicationコンソールまたはVeeam Backup Enterprise Manager Web UIを使用して、VMをMicrosoft Hyper-V Server 2008 R2ソースホストからMicrosoft Hyper-V Server 2012以降のターゲットホストにレプリケートする従来のレプリケーションジョブのクローンを作成することはできません。