キャパシティ層またはアーカイブ層からのバックアップの削除

移動したバックアップやコピーしたバックアップをキャパシティエクステントやアーカイブエクステントから削除するには、ディスクからの削除機能を使用します。手順については、「オブジェクトストレージリポジトリからのバックアップの削除」を参照してください。

以下の点を考慮してください。

  • マシン単位の方法で作成されたバックアップチェーンから、オフロードされたバックアップファイルを削除すると、関連付けられたデータブロックがキャパシティエクステントまたはアーカイブエクステントから一緒に削除されます。

マシン単位のバックアップの詳細については、「マシン単位のバックアップファイル」を参照してください。

  • 単一ストレージバックアップファイルとして作成されたバックアップチェーンから、オフロードされたバックアップファイルを削除する場合は、次のいずれかの状況が発生しないかぎり何も削除されません。
    • すべてのVMがバックアップから削除された。
    • バックアップ自体が削除された。
  • 変更不可のバックアップを削除することはできません。

詳細については、「イミュータビリティ」を参照してください。

  • キャパシティエクステントまたはアーカイブエクステントがメンテナンスモードになっていると、通常の状態に戻るまでは、そのリポジトリからデータを削除することはできません。

詳細については、「メンテナンスモードへの切り替え」を参照してください。

  • [キャパシティ層の場合] キャパシティエクステントからバックアップが削除されると、関連付けられているインデックスも削除されます。

詳細については、「インデックス」を参照してください。

  • データの削除中に、ブロックが削除されるだけでなく、リポジトリフォルダ(<backup_id>)から始まるフォルダ構造全体も完全にパージされます。

キャパシティエクステントにデータを格納するしくみの詳細については、「キャパシティエクステントの構造」を参照してください。

  • エクステントに配置されているメタデータを含むバックアップファイルが、ディスクからの削除機能以外の方法でローカルで削除された場合は、Veeamではバックアップチェーンの状態とキャパシティエクステントまたはアーカイブエクステントの状態を同期できなくなります。このため、オフロードされたデータブロックがクラウドストレージに残ります。このようなブロックを削除するには、クラウドプラットフォームの機能を使用します。

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