Oracleアーカイブログのバックアップのしくみ

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    Oracle VMのアーカイブログのバックアップは次のように行われます。

    1. Veeam Backup & Replicationにより、スケジュールに従ってバックアップの親ジョブが開始されます。
    2. バックアップの親ジョブによってOracle VMのイメージレベルのバックアップが作成され、バックアップリポジトリに格納されます。
    3. アーカイブログのバックアップの新しいセッションが開始されます。Veeam Backup & ReplicationはVMゲストOSにアクセスして、ゲスト処理、データベースの情報収集、およびアーカイブログの処理を行います。

    OracleがMicrosoft Windowsサーバー上で動作している場合、Veeam Backup & Replicationはゲスト・インタラクション・プロキシを介してVMゲストOSにアクセスします。ゲストインタラクションプロキシを自動的に選択するか、明示的に割り当てるようにVeeam Backup & Replicationに指示することができます。

    デフォルトでは、Veeam Backup & Replicationはネットワークを介してVMゲストOSにアクセスします。

    • Linux VMゲストOSの場合 — SSHを使用します。
    • Microsoft Windows VMゲストOSの場合 — RPCを使用します。

    ネットワーク接続を確立できない場合、Veeam Backup & ReplicationはPowerShell Direct経由でVMゲストOSにアクセスします。PowerShell Directは、Microsoft Hyper-V Server 2016以降に存在するVM、およびMicrosoft Windows 10またはMicrosoft Windows Server 2016以降が実行されているVMで使用されます。Veeam Backup & Replicationでは、PowerShell Directで機能するためにMicrosoft PowerShell 2.0以降が必要です。

    1. Veeam Backup & Replicationは、VMゲストOSで非永続的実行時コンポーネントを導入するか永続的エージェントコンポーネントを使用(必要に応じて導入)します。コンポーネントはOracleシステムをスキャンし、ログを処理する必要があるデータベースについて次のような情報を収集します。
    • すべてのデータベースのリスト
    • データベースの状態 — データベースがオンまたはオフか、動作するロギングモード
    • すべてのデータベースファイルへのパス(構成ログなど)と、バックアップに必要なその他のデータ

    Veeam Backup & Replicationでは、直接アクセスすることでバックアップリポジトリにログを格納できるかどうかや、ログ転送サーバーが必要かどうかも検知します。

    非永続的実行時コンポーネントまたは永続的エージェントコンポーネントは、アーカイブログファイルをログのアーカイブ先(Oracle管理者が設定)からVMゲストファイルシステムの一時フォルダにコピーします。

    1. Veeam Backup & Replicationにより、ステップ4で収集されたOracleシステムに関する情報と構成データベースに保存されている情報がマッピングされます。この定期的なマッピングによって、この期間内にVeeam Backup & Replicationがアーカイブログをバックアップリポジトリに転送する必要があるデータベースが明らかになります。
    2. アーカイブログのバックアップファイルは、Oracle VMの一時ロケーションから直接またはログ転送サーバー経由でバックアップリポジトリに転送されます。ソース側のVeeamデータムーバーは組み込みの設定に従って、転送するログデータを圧縮します。バックアップリポジトリ側では、バックアップの親ジョブの設定に従ってデータが圧縮されます。

    ログバックアップの期間中に何らかの理由により処理されなかったアーカイブログは、一時フォルダにそのまま残り、次のログバックアップ期間中に処理されます。残ったログを検出するために、Veeam Backup & Replicationでは一時フォルダ内のログ・ファイルが列挙されます。

    Oracleアーカイブログのバックアップのしくみ 注:

    アーカイブログのバックアップの新しいセッションが開始されても、バックアップの親ジョブによって新しいリストアポイントが作成されていない場合、アーカイブログのバックアップジョブはアイドル状態のまま、新しいリストアポイントが作成されるまで待ちます。

    Oracleアーカイブログのバックアップのしくみ重要!

    バックアップの前に、Veeam Backup & ReplicationはNOARCHIVELOGモードでデータベースをシャットダウンします。詳細については、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリユーザーガイド』の「NOARCHIVELOGモードでのデータベースのバックアップ」セクションを参照してください。

    Oracleアーカイブログのバックアップのしくみ