VM ロールを含むXMLファイルの説明
検証対象のVMおよびアプリケーショングループのVMに割り当てることができるVMロールの説明は、XMLファイルに記載されます。これらのXMLファイルは、バックアップサーバーの%ProgramFiles%\Veeam\Backup and Replication\Backup\SbRolesフォルダに保存されます。
新しいロールを追加するには、新しいXMLファイルを作成してバックアップサーバーのSbRolesサブフォルダに保存する必要があります。Veeam Backup & ReplicationコンソールがインストールされているマシンにXMLファイルを保存しないでください。この場合、Veeam Backup & Replicationのロールのリストに作用しません。
VMロールの説明が記載されたXMLファイルの構造は、次の通りです。
<SbRoleOptions> <Role> <SbRole> <Id>4CDC7CC4-A906-4de2-979B-E5F74C44832F</Id> <Name>Web Server</Name> </SbRole> </Role> <Options> <SbVerificationOptions> <ActualMemoryPercent>100</ActualMemoryPercent> <MaxBootTimeoutSec>300</MaxBootTimeoutSec> <AppInitDelaySec>120</AppInitDelaySec> <TestScripts> <TestScripts> <TestScript> <Name>Web Server</Name> <Type>Predefined</Type> <TestScriptFilePath>Veeam.Backup.ConnectionTester.exe</TestScriptFilePath> <Arguments>%vm_ip% 80</Arguments> </TestScript> </TestScripts> </TestScripts> <HeartbeatEnabled>True</HeartbeatEnabled> <PingEnabled>True</PingEnabled> </SbVerificationOptions> </Options> </SbRoleOptions>
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ロールの説明が記載されたXMLファイルでは、以下のタグとパラメータが使用されます。
タグ | 必須/ | 説明 |
---|---|---|
<SbRoleOptions> | 必須 | VMロールファイルをカプセル化します。 |
<Role> | 必須 | VMに割り当てられたロールの親タグ。<SbRole>、<Id>、<Name>は、このタグの子です。 |
<SbRole> | 必須 | VMロールの基本情報であるIDと名前をカプセル化します。 |
<Id> | 必須 | VMロールの一意の識別子。 |
<Name> | 必須 | VMロールの名前。VMロールの名前は、[Role]タブのロールリストに表示されます。 |
<Options> | 必須 | 定義されたロールに使用されるスタートアップスクリプトオプションおよびテストスクリプトオプションの親タグ。<SbVerificationOptions>、<ActualMemoryPercent>、<MaxBootTimeoutSec>、<AppInitDelaySec>、<TestScripts>、<Name>、<Type>、<TestScriptFilePath>、<Arguments>、<HeartbeatEnabled>、<PingEnabled>は、このタグの子です。 |
<SbVerificationOptions> | 必須 | VMロールのオプションデータをカプセル化します。 |
<ActualMemoryPercent> | オプション | システム起動時に検証対象のVMに事前に割り当てる必要がある、元のメモリレベルの割合。 |
<MaxBootTimeoutSec> | オプション | VMを起動するまでの最大許容時間。 |
<AppInitDelaySec> | オプション | 仮想ラボでVMが正常に起動した後でVeeam Backup & Replicationが待機する時間。この時間が経過した後で、Veeam Backup & Replicationはテスト・スクリプトを実行します。時間は秒単位で指定します。 |
<TestScripts> | オプション | VMロールのテストスクリプトデータをカプセル化します。 |
<Name> | オプション | VMロールの名前。VMロールの名前は、[Test Scripts]タブに表示されます。 |
<Type> | オプション | テストスクリプトのタイプ:PredefinedまたはCustom。 |
<TestScriptFilePath> | オプション | 実行するテストスクリプトの実行可能ファイルへのパス。絶対パスまたは相対パスを使用できます。 |
<Arguments> | オプション | スクリプトに渡す引数。次の変数を使用できます。
または %vm_fqdn% — 検証対象のVMの完全修飾ドメイン名。
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<HeartbeatEnabled> | 必須 | このVMロールに対してハートビートテストを有効にする必要があるかどうか:TrueまたはFalse。 |
<PingEnabled> | 必須 | このVMロールに対してpingテストを有効にする必要があるかどうか:TrueまたはFalse。 |