レプリケーションのシナリオ
Veeam Backup & Replicationは、ターゲット・ホストの場所およびデータ転送パスによって異なるいくつかのレプリケーション・シナリオをサポートします。
ソースホストとターゲットホストが同じサイトにある場合、オンサイトレプリケーションを実行できます。
オンサイトレプリケーションには、次のレプリケーションインフラストラクチャコンポーネントが必要です。
- ソースおよびターゲットホスト
- バックアッププロキシ。オンサイトレプリケーションシナリオでは、ソースVeeamデータムーバーとターゲットVeeamデータムーバーは、同じバックアッププロキシ上で開始されます。バックアッププロキシは、バックアップサーバー、ソースホスト、ターゲットホストおよびレプリカメタデータがあるバックアップリポジトリへのアクセス権を持っている必要があります。
- レプリカメタデータを保存するためのバックアップリポジトリ。
ソースホストがプライマリサイトにあり、ターゲットホストがDRサイトにある場合に、オフサイトレプリケーションを実行できます。
オフサイトレプリケーションは、次の2つのデータパス経由で実行できます。
注 |
オフサイトレプリケーションを計画する場合、レプリケーショントラフィック量を低下させてレプリカ設定を合理化するために、次のような高度な可能性を考慮します。レプリカシーディング、レプリカマッピング、ネットワークマッピングおよびRe-IP。 |
直接パス経由のオフサイトレプリケーションには、次のバックアップインフラストラクチャコンポーネントが必要です。
- ソースおよびターゲットホスト
- ソースサイト上に1つ以上のバックアッププロキシ。バックアッププロキシは、バックアップサーバー、ソースホスト、ターゲットサイトのバックアッププロキシ、およびレプリカメタデータがあるバックアップリポジトリへのアクセス権を持っている必要があります。
- ターゲットサイト上に1つ以上のバックアッププロキシ。バックアッププロキシは、バックアップサーバー、ターゲットホストおよびソースサイトのバックアッププロキシへのアクセス権を持っている必要があります。
- レプリカメタデータを保存するためのバックアップリポジトリ。バックアップリポジトリはソースサイト(バックアッププロキシの近く)にあり、それへのアクセス権を持っている必要があります。
速度が遅いWANリンクがある場合、WANアクセラレータのペアを経由してVMデータをレプリケートできます。WANアクセラレータは、VMデータ転送を最適化する先端技術を備えています。
WANアクセラレータ経由でのオフサイトレプリケーションには、次のバックアップインフラストラクチャコンポーネントが必要です。