スケールアウトリポジトリの再スキャン
Veeam Backup & Replicationは、スケールアウト・バックアップ・リポジトリを定期的に再スキャンします。再スキャンプロセス中に、次の情報を取得します。
- スケールアウトバックアップリポジトリに追加されたすべてのパフォーマンスエクステントの状態:オンラインまたはオフライン。
- エクステント上のVeeamデータムーバーのステータス:最新または更新未実施。
- スケールアウトバックアップリポジトリで利用可能な空き領域。
再スキャンの操作は、バックグラウンドで永続的に動作する再スキャンプロセスによって自動的に実行されます。このプロセスは24時間ごとに開始されます。また、新しいタスクセッションが開始されて、一新すべきインフラストラクチャに関する情報をVeeam Backup Serviceが必要とする場合にも、このプロセスが開始されます。
自動化された再スキャンプロセスに加えて、スケールアウトバックアップリポジトリの再スキャンを手動で開始できます。バックアップリポジトリの再スキャンは、あるパフォーマンスエクステントから別のエクステントに手動で再配置されたバックアップファイルを検出する場合などに役立ちます。
以下の点を考慮してください。
- バックアップファイルの場所に関する情報は、手動によるスケールアウトバックアップリポジトリの再スキャンを実行した場合に限り更新されます。
- Veeam Backup & Replicationでは、バックアップ・ファイルのインポートを実行すると、スケールアウト・バックアップ・リポジトリが再スキャンされます。
- バックアップコピーのジョブにより作成され、再配置されたバックアップファイルを正常に再検出するには、再スキャンの前に、手動でこれらのジョブを必ず無効化してください。
詳細については、「ジョブの無効化と削除」を参照してください。
再スキャンプロセスを開始するには、次の手順を実行します。
- [Backup Infrastructure]ビューを開きます。
- インベントリペインで、[Scale-out Repositories]を選択します。
- 作業領域で、対象のスケールアウトリポジトリを選択してリボンの[Rescan Repository]をクリックするか、対象のスケールアウトバックアップリポジトリを右クリックして[Rescan]を選択します。