Google Compute Engineへのリストアの仕組み
リストアプロセスのワークフローは、アプライアンスが使用されるかどうかによって決まります。プロキシアプライアンスの詳細については、「プロキシアプライアンス」を参照してください。
注 |
Veeam Backup for AWSアプライアンスをVeeam Backup & Replication インフラストラクチャに追加し、アプライアンスを使用して作成されたリストアポイントからAmazon EC2インスタンスをリストアする場合は、プロキシアプライアンスを設定する必要はありません。また、Amazon EC2へのリストアのしくみは、Veeam Backup for AWSユーザーガイド』の「EC2インスタンス全体のリストア」セクションで説明されています。 |
プロキシアプライアンスによるAmazon EC2へのリストア
Amazon EC2へのリストアにプロキシアプライアンスを使用しないことを選択した場合は、Veeam Backup & Replicationで次の操作が実行されます。
- Veeam Backup & ReplicationがAmazon EC2にプロキシアプライアンスを作成します。
リストアプロセス中に、プロキシアプライアンスはSSHプロトコルおよびプロキシアプライアンスに展開されているネットワークリダイレクター経由で、バックアップインフラストラクチャコンポーネントと通信します。
- バックアップされたワークロードのディスクごとに、 Veeam Backup & ReplicationはGoogle Compute Engineにディスクを作成します。
- Veeam Backup & Replicationは空のディスクをプロキシアプライアンスにホットアドし、バックアップしたデータをEBSボリュームにリストアします。
- Veeam Backup & Replication は Google Compute Engine にターゲット・インスタンスを作成します。
- Veeam Backup & ReplicationはEBSボリュームをプロキシアプライアンスから切り離し、ターゲットインスタンスに接続します。
- リストアプロセスの完了後に、Veeam Backup & ReplicationはプロキシアプライアンスをAmazon EC2から削除します。
プロキシアプライアンスを使用しないAmazon EC2へのリストア
Amazon EC2へのリストアにプロキシアプライアンスを使用しないことを選択した場合は、Veeam Backup & Replicationで次の操作が実行されます。
- Veeam Backup & Replicationは、バックアップされたワークロードのディスクをGoogleCloudStorageバケットにアップロードします。
Amazon S3では、アップロードされたディスクが一時バケットにRAW形式で保存されます。
- Veeam Backup & Replicationは、バックアップされたデータをGoogle Cloud Storageの一時バケットからGoogle Compute Engineのディスクにインポートします。
- Veeam Backup & Replicationは、 Google Compute Engineにターゲットインスタンスを作成し、ターゲットインスタンスにディスクを接続します。
- インポートプロセスの完了後に、Veeam Backup & Replicationは一時バケットをAmazon S3から削除します。