バックアップの手動インポート
バックアップをVeeam Backup & Replicationにインポートする必要があるのは次のような場合です。
- バックアップサーバーで障害が発生し、新しい場所にリストアする場合。この場合、障害が発生したバックアップサーバーによって作成されたバックアップからVMデータをリストアすることが求められます。
- 別のバックアップサーバーで作成したバックアップからVMデータをリストアすることが求められる場合。
- バックアップインフラストラクチャに追加されていないバックアップリポジトリ内のバックアップからVMデータをリストアすることが求められる場合(以前に削除した場合など)。
- 使用中のバックアップサーバーまたは別のバックアップサーバーで作成したVeeamZIPファイルからVMデータをリストアすることが求められる場合。
インポートされたバックアップがVeeam Backup & Replicationコンソールで利用可能になります。任意のリストア操作を使用して、バックアップからVMデータをリカバーすることができます。
重要 |
新しいバージョンのVeeam Backup & Replicationで作成されたバックアップをインポートできますが、このバックアップのリストア操作は使用できません。 |
バックアップをインポートする前に、以下の前提条件を確認してください。
- バックアップのインポート元にする予定のサーバーがバックアップインフラストラクチャに追加されていること。追加されていないと、バックアップファイルにアクセスできません。
- 以前のバックアップリストアポイントからVMデータをリストアできるようにするには、必要なすべての増分バックアップファイル(増分または逆増分)がフルバックアップファイルと同じフォルダに格納されていること。
Veeam Backup & Replicationコンソールにバックアップをインポートするには:
- [Home]タブで、[Import Backup]をクリックします。
- [Computer]リストから、インポートするバックアップが格納されているサーバーを選択します。
- [Browse]をクリックして、必要なVBMファイルまたはVBKファイルを選択します。VBMファイルを選択した場合、インポートプロセスは著しく速くなります。VBKファイルは、VBMファイルが利用できない場合のみ選択することをお勧めします。
- デフォルトでは、インポートプロセスの高速化のため、VMゲストOSファイルシステムのインデックスデータはバックアップと一緒にインポートされません。インデックスデータをインポートするには、[Import guest file system index]チェックボックスを選択します。
- [OK]をクリックしてバックアップをインポートします。インポートされたバックアップは、インベントリペインの[Home]ビューの、[Backups] > [Imported]ノードの下に表示されます。バックアップは、バックアップジョブの元の名前に_imported接尾辞が付加された名前でインポートされます。
ヒント |
サーバー上に保存されているバックアップをすべてインポートする必要がある場合、サーバーにバックアップリポジトリのロールを割り当て、ウィザードの[Review]ステップでインポートを有効化します。リポジトリが既にバックアップインフラストラクチャに追加されている場合は、そのリポジトリを再スキャンでき、Veeam Backup & Replicationによってバックアップが自動的にインポートされます。詳細については、「バックアップリポジトリの再スキャン」を参照してください。 VBMファイルが利用できない場合、 Veeam Backup & Replicationはバックアップをインポートできないことに注意してください。この場合、VBKファイルを使用して手動でバックアップをインポートする必要があります。 |
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