抽出ユーティリティ
Veeam Backup & Replicationに付属している抽出ユーティリティを使用すると、バックアップファイルからマシンをリカバーできます。抽出ユーティリティでは、Veeam Backup & Replicationとの連携は不要です。LinuxマシンおよびMicrosoft Windowsマシン上で独立したツールとして使用できます。
抽出ユーティリティは、たとえば、マシンのバックアップファイルの隣にあるテープに書き込む場合に便利です。この場合、バックアップがVeeam Backup & Replicationから削除されている場合やVeeam Backup & Replicationがアンインストールされている場合でも、いつでもバックアップからマシンをリカバーできます。
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抽出ユーティリティを使用して、スケールアウトバックアップリポジトリの任意のエクステント上にあるバックアップファイルを操作したい場合は、同じエクステント上に増分バックアップファイルとフルバックアップファイルがあることを確認してください。 |
次の2つのインターフェースで抽出ユーティリティを利用できます。
- グラフィックユーザーインターフェイス(GUI)
- インタラクティブモードまたは通常モードで動作するコマンドラインインターフェース
抽出ユーティリティはVeeam Backup & Replicationのインストールフォルダに配置され、デフォルトでは%PROGRAMFILES%\Veeam\Backup and Replication\Backupに配置されます。フォルダには次の3つの抽出ユーティリティのファイルが含まれています。
- Veeam.Backup.Extractor.exe — GUIで動作するユーティリティ(Microsoft Windowsマシンでのみ使用可能)
- extract.exe — コマンドラインインターフェースで動作するユーティリティのMicrosoft Windows向けバージョン
- extract — コマンドラインインターフェースで動作するユーティリティのLinux向けバージョン
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