ステップ9:ヘルパーアプライアンスの構成
このステップは、Linux OSのワークロードの復元を、新しい場所または異なる設定で復元する場合に利用できます。
Veeam Backup & Replicationでは、ヘルパーアプライアンスを使用してLinuxマシンを復元します。ヘルパーアプライアンスは、Veeam Backup & Replicationによって登録されるLinuxベースの補助VMです。アプライアンスは非常に小規模で、約50 MBです。1024 MBのRAMが必要で、起動に約10秒かかります。
ウィザードの[Helper Appliance]のステップで、ヘルパーアプライアンスのネットワーク設定を構成します。
- [複数のマシンの場合] [Network]リストでホストを展開し、ヘルパーアプライアンスを構成するマシンを1つ選択します。
- [Configure]ボタンをクリックします。
- [Network Settings]ウィンドウで、ヘルパーアプライアンスのネットワークを選択します。
- [Production network]フィールドの右にある[Browse]ボタンをクリックします。
- [Select Network]ウィンドウで、Veeam Backup & Replicationによりターゲットホストが接続されているネットワークのリストが表示されます。このリストから、ヘルパーアプライアンスを接続するネットワークを選択します。
バックアップサーバーとマウントサーバーは、ネットワーク経由でヘルパーアプライアンスにアクセスできる必要があることに注意してください。
- ヘルパーアプライアンスのIPアドレス設定を指定します。
- ネットワークでDHCPサーバーを使用していて、ヘルパーアプライアンスのIPアドレスを自動的に取得する場合は、[Obtain an IP address automatically]オプションが選択されていることを確認します。
- ヘルパーアプライアンスのIPアドレスを手動で指定するには、[Use the following IP address]オプションを選択し、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレスをそれぞれのフィールドに入力します。
- DNSサーバー設定を指定します。
- ネットワークでDHCPサーバーを使用していて、DNSサーバーのIPアドレスが自動的に取得される場合は、[Obtain an DNS server address automatically]オプションが選択されていることを確認します。
- DNSサーバーのIPアドレスを手動で指定するには、[Use the following DNS server address]オプションを選択し、優先DNSサーバーと代替DNSサーバーのIPアドレスをそれぞれのフィールドに入力します。