トランザクションログのバックアップジョブの開始と停止
バックアップジョブを作成してトランザクションログを転送するよう指示した場合、バックアップジョブは次の2つのジョブによって構成されます。
- データベースが動作するVMのイメージレベルのバックアップを作成する、バックアップの親ジョブ。このジョブは通常バックアップ・ジョブとして、Daily Jobなどと名付けられます。
- トランザクションログをバックアップリポジトリに転送する役割を担う、トランザクションログのバックアップジョブ。このジョブは、次のパターンで名前が付けられます。
- MS SQLの場合:<job_name> SQL Server Transaction Log Backup。例:Daily Job SQL Server Transaction Log Backup。
- Oracleの場合:<job_name> Oracle Redo Log Backup。例:Daily Job Oracle Redo Log Backup。
バックアップジョブにMicrosoft SQL ServerまたはOracle VMが1つ以上追加されたことをVeeam Backup & Replicationが検出し、アプリケーション認識処理が有効になり、トランザクションログを定期的にバックアップするようVeeam Backup & Replicationが指示されると、トランザクションログのバックアップジョブが自動的に作成されます。
トランザクションログのバックアップジョブの開始
バックアップの親ジョブはツールバーの[Start]をクリックして手動で開始するか、スケジュール通りに自動で開始されます。トランザクションログのバックアップジョブは、バックアップの親ジョブのスケジュールが有効になると開始されます。トランザクションログのバックアップは、バックグラウンドで継続的に動作します。バックアップの親ジョブが起動するたびに、トランザクションログのバックアップジョブの新しいセッションが開始されます。
トランザクションログのバックアップジョブの停止
次のいずれかの方法で、トランザクションログの処理を停止できます。
トランザクションログの転送を無効にするには、次の手順を実行します。
- [Home]ビューを開きます。
- インベントリペインで、[Jobs]を選択します。
- 作業領域で、該当するバックアップジョブを選択してリボンの[Edit]をクリックするか、バックアップジョブを右クリックして[Edit]を選択します。
- ウィザードの[Guest Processing]ステップに移動し、[Applications]をクリックします。
- [Application-Aware Processing Options]ウィンドウで、VMを選択し[Edit]をクリックします。
- [VM Processing Settings]ウィンドウの[SQL]または[ Oracle]タブで、トランザクションログのバックアップを無効にします。
- [Finish]をクリックしてジョブの設定を保存します。
バックアップの親ジョブのスケジューリングを無効にするには、次の手順を実行します。
- [Home]ビューを開きます。
- インベントリペインで、[Jobs]を選択します。
- 作業領域で、目的のバックアップジョブを選択し、リボンの[Edit]をクリックします。別の方法として、バックアップジョブを右クリックして、[Edit]を選択することもできます。
- ウィザードの[Schedule]ステップに移動し、[Run the job automatically]チェックボックスの選択を解除します。
- [Finish]をクリックしてジョブの設定を保存します。
または、次の手順を実行してバックアップの親ジョブを無効にできます。
- [Home]ビューを開きます。
- インベントリペインで、[Jobs]を選択します。
- 作業領域で、該当するバックアップジョブを選択してリボンの[Disable]をクリックするか、ジョブを右クリックして[Disable]を選択します。
バックアップの親ジョブ内のすべてのVMでトランザクションログの処理を再び有効にするには、リストから該当するジョブを選択し、リボンの[Disable]を再度クリックします。