Microsoft Windowsサーバー
ローカルストレージまたはダイレクト接続ストレージを持つMicrosoft Windows Serverをバックアップリポジトリとして使用することができます。ストレージはローカルディスク、ダイレクト接続ディスクベースのストレージ(USBハードドライブなど)、またはサーバーがSANファブリックに接続されている場合はiSCSI/FC SAN LUNとすることができます。
Microsoft Windowsリポジトリの導入
Microsoft Windowsベースのリポジトリと通信するために、Veeam Backup & Replicationではデータ処理とデータ転送を実行する2つのData Mover Serviceが使用されます。
- バックアッププロキシ上のVeeamデータムーバー
- Microsoft Windowsリポジトリ上のVeeamデータムーバー
バックアップリポジトリをジョブが処理するときに、バックアッププロキシ上のデータムーバーサービスがバックアップリポジトリ上のデータムーバーサービスとの接続を確立し、LANまたはWAN経由での効率的なデータ転送が可能になります。
Data Moverは、サーバーを管理対象サーバーとしてVeeam Backup & Replicationに追加するときに、自動的にインストールされます。
vPower NFSサーバー
WindowsリポジトリはvPower NFSサーバーとして機能するように構成することができます。この場合、Veeam Backup & ReplicationではVeeam vPower NFS Serviceがバックアップリポジトリ(つまり、ストレージが接続されている管理Windowsサーバー)で直接動作し、ESXiホストはバックアップリポジトリ上に格納されたバックアップVMイメージへのトランスペアレントなアクセスが可能になります。詳細については、「Veeam vPower NFS Service」を参照してください。
Microsoft Windows Serverベースのリポジトリの要件
リポジトリのロールを実行するマシンは、次の要件を満たしている必要があります。
- マシンは、システム要件を満たしている必要があります。詳細については、「システム要件」を参照してください。
- リポジトリのロールをMicrosoft Windowsマシン(物理または仮想)に割り当てることができます。
- マシンを管理対象サーバーとして、Veeam Backup & Replicationコンソールに追加する必要があります。
- Microsoft Windowsバックアップリポジトリで高速クローンを使用する場合、マシンは、「高速クローン」セクションに記載されている要件も満たす必要があります。
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